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。
そしてお互い上着を脱いだ。
さっきまでの乱暴な彼は居なくて
優しく、優しく肌を触れされて。
遠慮なんてしなくていいのに。
好きにしていいよ、って言ったら
優しくしてくれるなんて。
2回目の挿入のとき座位で向かい合って
私の胸元に顔を埋めてこう言った。
「ほんまはしんどい…どうしたらええんか分からへん」
「…」
「すばるの居ない未来なんて考えた事あらへんかった」
「…うん」
「不安でしゃあないねん。たぶんみんなそうやねんけど」
「…うん」
「だからAさんに会いたかった」
「…うん」
「こうやってぎゅっとしたかった」
「…うん」
「Aさんに家庭があるんは分かってる。でも…もう我慢出来ひんかった」
「…うん」
「…Aさん…」
「ずっと心配だった。1人の時は泣いてるんじゃないかって。お酒ばっかり飲んでんじゃ無いかって」
「…」
「まさか今日会えるなんて思ってなかったけどさ、よく分かったね(笑)」
「セリフ飛びそうになったわ」
「そっか」
もうお互い目に涙が溜まっていて
瞬きをしたら零れ落ちてしまいそう。
背中に回っていた彼の右手が
私の頬を撫でた。
「Aさんも…泣いてるの？」
「不思議でしょ？ずっとあれから泣いてる」
「ごめんな…」
「何で謝るの？」
「泣かせてごめんな」
「…なんで…あやまるのっ」
「ほんまに、ごめん」
たくさん、たくさん私の目から雫が零れ落ちる。
それをペロリと舐めとると
また息が出来ないぐらいにキスを繰り返す。
段々、お互いの身体もぶつかり合って
このままの体勢で最後を迎えるかと思った。
笑ってこれじゃイカれへんわって
繋がったまま私を寝かせて
大きく息を吸った。
今だけ、今だけでいいから
全てを忘れて
何も考えずにただ。
私を抱いて。
。
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がくたん(プロフ) - sangozygoさん» いい、いい！その結論！爆笑 (2018年5月2日 23時) (
レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - がくたんさん» 丸妻になってもいいよね？うん。いいよね？モヤモヤした時はとにかく抱かれたらいいんだという結論に達したのです(マテコラw) (2018年5月2日 16時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - まこさん» 妄想と現実の間を行ったり来たりしていた取説でした。最後は抱かれたい欲求しかなかったですw (2018年5月2日 16時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - 蒼乃碧さん» 何年後かに丸ちゃんと結ばれます(真剣) (2018年5月2日 16時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - さんごさん、読めたー！お話がというより、さんごさんの感情を読めて良かったです。連絡くれてありがとう。あー、この丸ちゃん、リアルすぎて私も丸妻になってしまった(笑) 幸せだった♪ (2018年5月2日 6時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2017年10月4日 10時
