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三者面談ウィークが終わって
次のテスト週間まであと２週間。
今日ぐらいは部活行ってもいいよね(笑)
「失礼します」
いつものように掃除して盤を出したところでドアが開いた。
…信五だった。
A「信五、どうしたん？」
村「どうしたんや無いわ、オマエいつまで部活出てんねん。受験生やろ、そんなんで受かるんか」
A「そんなん信五に関係無いやん」
村「オマエなぁ、おかしいやろ。
この時期にもなって勉強せんと部活て」
A「勉強しとるでええて。とにかく部活は出たいねん」
村「そんなん受験終わってからとかでもええやん。推薦取るなら次のテスト大事なんやろ！」
A「テスト大事なん分かってるわ！」
ガラッ
丸「…お取り込み中、失礼します。」
村「先生！コイツいつまで部活出るねん！
勉強せなかんのは分かっとるでしょ」
A「信五！！！」
村「オマエは少し黙っとれて。なぁ先生
ええ加減コイツ自由にさしたって下さい」
丸「…先生もその事考えてたんやけどな。
そろそろ引退せんとな…」
A「イヤです！このまま先生に勝てずに終わるなんて絶対イヤです！」
暫く続く沈黙を破ったのは先生だった。
いつもの優しい穏やかな笑顔で。
丸「じゃあ、先生とハンデ無しで勝負しよか。
それ引退試合にしよ。な。
明日の放課後でええか？」
A「…」
丸「横山。ええな」
A「…ゎ…わかりました…」
もうそう答えるしかなかった。
１回きりのハンデ無し。
丸「今日は先生が片しとくから
もう帰り。村上、横山連れてってくれな」
村「ぅす。ほらA帰るで」
そのまま信五に下駄箱まで引っ張られ
散々怒られ、靴を履かされ
家まで引っ張られ
そしてまた怒られた。
でも信五が何言ってたか全然覚えてなかった。
明日の先生との勝負に勝つことしか
考えていなかった。
父「A、まだ起きとるん？めずらしいな」
時計は12時を回っていた。
お父さんいつも仕事から帰ってくるの遅いから。
A「明日真剣勝負なん」
将棋の戦法の本を
ひたすら読んでブツブツ言って。
お母さんはニコニコして
大変やねーって。
コトっとホットミルクを置いてくれた。
めっちゃ優しい味かした。
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NobuYou(プロフ) - この学校のシリーズ、大好きです。学生って大変だったけど、色々な出会いがゴロゴロしてたのね。気づかずに過ごしてしまった。勿体なかった…。あっ、でも側にヒナちゃんみたいな人が居なかったから無理か。大人でもこのお話みたいにキュンキュンしたいな。 (2017年8月28日 4時) (
レス) id: beff6a0c0a (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - sangozygoさん！切なさMAXです…どないしましょう…この二人とか…くわぁぁ、、主人公ちゃん羨ましい！！丸山先生のお話！読んできますね！ (2017年8月22日 13時) (レス) id: b7090edd86 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - ナナさん» ナナさま、ごめんなさい。リンク繋げてませんでした。二歩というお話がありますのでそちらを読んでいただけると… (2017年8月10日 22時) (レス) id: e74e44746d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 丸山隆平とはどうなったんでしょうか、、、？ (2017年8月10日 21時) (レス) id: 2c2cd43fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2017年5月26日 10時
