121 ページ3
次の日。
帽子とメガネばっちり!
カバンも大人しめだし。
地味な感じで。
金沢からJRで小松駅に降りる。
駅を抜けて目の前に舗装された歩道を歩いていくと大きな建物があった。
サイエンスヒルズこまつ
って書いてある。
11時ちょい前ぐらいに着くようにって指定されてて。
10時50分についた。
科学館?
サイエンスって言ってるぐらいだし。
日曜日だけど
人はまばら。
たーくんに着いたよってLINEしたら
1階のトイレ近く
3Dスタジオってとこきて
俺の後ろに並んでて
って。
館内図を見て
3Dスタジオの方へ行くと
並んでる人の1番後に
たーくんらしき人。
帽子被って
いつも家でしてるメガネかけて。
グレーのTシャツに
ジーンズ。
たーくんらしき人の後ろに並んで
並んだってLINEした。
すぐ既読になって
そのまま付いてきてって。
了解のスタンプを押す。
列が進んで
「2人です」って
たーくんの声。
たーくんがブランケットと
3Dメガネを2つ持って奥へ進む。
…プラネタリウム?
お客さんは半分いるかいないか。
誰もいない1番後ろの3席ある席に座った。
前列も遠くの方に人がいるだけ。
小さな声でたーくんが
「会いたかった」って耳元で言う。
なんかくすぐったくて
ふふって笑った。
大「冷えるとあかんでこれ…」
さっき手に取ったブランケットを掛けてくれた。
「ねぇ、メガネに3Dメガネかけるの?(笑)」
大「ほんまや(笑)」
ブランケットの下に
たーくんの右手が。
たーくんの手の甲の上に
左手をそっとのせると
手の向きがくるっと変わって
指が絡む。
ぎゅっと手を握られたら
ドキドキしてきて落ち着かない。
ちらっとたーくんを見る。
たーくんが笑う。
ヤバい。
かっこいい。
プラネタリウムが始まった。
男性の解説員さんが優しい声色で話し出す。
「まだ3Dメガネはかけないで下さいね…」
「今日の夜は…この星空が見れるんです」
一斉に空に光る星たち。
吸い込まれる。
思わずふぁーって声が出そう。
「これが北極星」
「これが繋がると…北斗七星になりますね」
「それでは、これから3Dで上映されますのは…Feel the Earth Music by 葉加瀬太郎です。メガネをかけてお楽しみください」
一旦電気が暗くなった。
1507人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sangozygo(プロフ) - 星空さん» 星空様、コメントありがとうございます(´;ω;`)更新頑張りますねっ (2017年8月6日 17時) (レス) id: e74e44746d (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - とっても面白いです!更新、頑張ってください! (2017年8月6日 11時) (レス) id: 9046ca2bc8 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - 智恵にゃんさん» 智恵にゃんさん、こちらでもコメントありがとうございますっ(´;ω;`) その、すき、頂いて胸にしまっておきますねっ (2017年8月3日 22時) (レス) id: e74e44746d (このIDを非表示/違反報告)
智恵にゃん(プロフ) - うーー。゚(゚´ω`゚)゚。めっちゃすきです。 (2017年8月3日 21時) (レス) id: a441c25692 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sangozygo | 作成日時:2017年8月2日 14時