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8 同じクラスの？ ページ8
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風磨は悪くないのに
なんで私あんなこと言ったんだろう…
幼なじみでいつも隣にいるのが当たり前で
でも風磨は女の子たちにおモテになるからって私、少しヤキモチ妬いてたのかな…
廊下を当てもなく走って辿り着いたのは屋上に繋がる階段だった。
少し頭冷やそう
どこもかしこも熱くてどうにかなりそうだった。
息切れを起こしながらゆっくりと階段を上り、屋上の扉を開けた。
風が気持ちよくて叫びたくなった
むしゃくしゃした気持ちが私を支配仕掛けていたから
「風磨のバーーーーカッ！！！！」
誰も聞いてない
この時間は私だけが鬱憤を晴らす時だから…と思っていたその時だった
「風磨って同じクラスの？」
「えっ！？」
視覚から現れたのは京本政樹の息子さん…あ、京本大我って言ってたっけ？
女子みたいに綺麗な顔をしているけれど背は高くて表情だってどこか漢らしさを感じさせられる。
「菊池風磨でしょ。風磨に泣かされた女の一人？」
「な、泣いてないよ私はっ！」
なんだその情報はと思いながらも京本くんと話すのは初めてだ。
なんか勘違いされても困る。
「じゃあなんで怒ってるの？風磨に浮気でもされた？」
「怒ってない！京本くんなんか勘違いしてる！」
「じゃあ俺と付き合って？」
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作者名：珊瑚礁 | 作成日時：2024年1月8日 14時
