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5 めんどくさい男だっけ…？ ページ5
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「Aちゃん？」
ハッと我に返って目の前の樹くんに視線を移した。
「あ、ごめん。てか樹くんなにか用？」
「Aちゃんって風磨の彼女なのってさっきから聞いてるんだけど、ずっと上の空だったからさ」
そういえばそんな風な聞かれ方された気もするな…
「…ううん、私と風磨は幼なじみだよ」
「でも風磨はそう思ってないんじゃないの？」
「え？」
満足した様子で去っていく樹くん。
揶揄いにきたんじゃ、この人は。
「樹になにか言われた？」
「きゃっ」
急に耳元で風磨が話しかけてくる
また少しムスッとし声色なのが表情を見なくても分かってしまう。
「俺がいない隙に樹と仲良くなってる」
「あっちから話しかけられただけで、別に仲良くなったわけじゃ」
風磨ってちょっとめんどくさい男だっけ…？
「まあいいや、後であいつから事情聴取するわ」
風磨はそのまま樹くんとジェシーくんの輪に入っていった。
この夢って、菊池風磨とSixTONESがアイドルじゃない世界観なのかもしれない、と私は含み笑いをするのであった。
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作者名：珊瑚礁 | 作成日時：2024年1月8日 14時
