40 俺の彼女ってコトで。 ページ40
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「おーい！野坂さん無事に送ってきたぞー」
�眞呂�んは待ち合わせ場所である大きめの公園まで一緒にきてくれた。
その場所にはもう樹くん、風磨、ジェシーくんが待っててくれてた。
「おはよ〜、Aちゃん今日は改めてよろくね〜」
「樹くんはいつもそんな軽めのテンションなの？私なんか緊張しちゃって！」
「Aは考え込みすぎだって。樹のレンタル彼女なんて適当にやってればそれで良いんだから」
風磨はそう簡単に言うけど第一、彼女ってどんなスタンスで向かっていったら良いか分かんないんだから！
「まっ、Aちゃんは風磨に接する感じでやってくれていいからさ〜」
風磨と樹くんって似てるようで似てないようで…
風磨は幼なじみだから気軽に話せるけど、私的に樹くんみたいなタイプは若干苦手かもよ？
でも、京本くんが言ってくれた言葉
「Aさんはそのままの方が良いと思うよ」
そして選んでくれた洋服
これで私、樹くんのレンタル彼女やりきる自信が芽生えてくるよ！
「今日のAちゃんも可愛い〜っ！」
いつも通り抱きついてくるジェシーくん
そして私の首元をクンクンと嗅いで
「今日は、なんだか色っぽいね」と呟いてくる…
ジェシーくんを誘惑する為なんじゃないんだからねっ！
「で、イチャイチャしてるところ悪いけど、今からAちゃんは俺の彼女ってコトで」
樹くんに無理やりジェシーくんとの間を剥がされる
うん、私の意思でくっついてたわけじゃないからありがとう、樹くん。
「お前らはバレないようについてくるならついてこいよ？」
「おう、頑張れよ樹」
「Aちゃん…相手は結構しつこいから覚悟だけしといてね？」
「う、うん…」
覚悟するも何も、ここまできたらやったるしかないじゃん！
カッチコッチに固まった私は慣れない手つきで樹くんの手を繋ぐだけで精一杯だった。
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作者名：珊瑚礁 | 作成日時：2024年1月8日 14時
