どうして私がアイドルと！？ (ページ21)

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21 脳裏に浮かぶ。ページ21

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放課後になると一緒に帰ろうと誘ってくれたジェシーくんを髙地くんに助け舟を出して委員会へ足を運ばせた。

「ジェシー追っかけて来なかった？」

「うん、髙地くんにお願いしたから大丈夫だと思う」

貸し出しの受付に松村くんと並んで座る。
どうやら松村くんにもジェシーくんの私への行動で察したところがあるみたい。

「ああやって素直にアプローチされるってどんな気持ち？やっぱり嬉しいもん？」

「気持ちは嬉しいけど…、どうして私なんだろって疑問点の方が大きいかな」

「入学してまだそんな経ってないもんね。樹は女子３人に告白されたって言ってたし、好きになる人は案外日にちとか関係ないんじゃないかな？」

「そ、そういうもんなのかなぁ…」

頼むからジェシーくん絡みの雑談は終わってくれと神に祈る
私の脳裏に浮かぶのは京本くんが言っていた「北斗が私に好意を抱いている」という言葉。

そんなの聞いてふと思い出した
この前風磨と喧嘩した際にさり気なく放たれた一言

────北斗から宣戦布告された────

もしかして私、花より男子状態！？

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