どうして私がアイドルと！？ (ページ18)

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18 ヤダから。ページ18

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森本くんは私の隣にピッタリとくっつきながら風磨のことを話してくる。
いや、私は幼なじみだし森本くんよりかはわかってるんだけどと言うと、「男にしか分からない感情っているのがあるのさ！」と何故か風磨と私をくっつけたい方針で話が進んでいった。

話半分で聞いていると着信が鳴りスマホを取り出す
森本くんは「風磨から？」と茶化すが画面に表示されたのはジェシーくんだった。

「もしもし？おはよう、ジェシーくん」

『おはよう。ねぇ、学校着いた？』

「着いたよ？いま、校門入ったところ」

『…早く会いたいから玄関まで迎えに行ってもいい？』

「え、でもすぐ教室行くから、」
『隣に慎太郎がいるのヤダから迎えに行くね』

一方的に切られる電話
森本くんにも会話の内容が聞こえてたらしく「ジェシーとそういう関係なの？」と無駄にオーバーリアクションをしてくる。

森本くんの誤解を解こうと口を開くと後ろからぎゅっと抱きしめられた。
頬と頬を寄せ合い、周りからみたら浮かれたカップルに見えてしまうだろう

「…Aちゃん、迎えにきた」

目の前の森本くんは目を丸くし頬を赤らめる
それは私も一緒だ

ジェシーくん、私まだお友達からって言ったでしょ！

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