【キミガシネ】最期まで笑おうと思います

7話 ページ7

『……(マジでダルい)』

私のそんな心情など知らずに、サポート人形達は自己紹介を始めた。


？？｢ったく、何がなんだかわかんねぇが……まぁいい。俺の相手は……子供か。…いいぜ守ってやるよ。俺は クルマダ だ｣

車田 直道


？？｢キャー！QタロウさんとAちゃんがご主人様ですね！私、マイです！仲良くしてくださいね！｣

鶴城 舞


？？｢……ヒナコ｣

御宿 雛子


？？｢えっと……レコさんですよね？高校生のアンズです〜｣

木梨 杏子


？？｢私は ハヤサカ だ。ま……参ったな……相手は子供か…｣

早坂 俊介


？？｢……えっと、サラだっけ？オレは ランマル お前と同じ高校生｣

影山 蘭丸


？？｢えらいぞー！みんな仲良くできそうだね！じゃあ最後に…僕も自己紹介するよ。ヒヨリソウ。殺人鬼ヤブサメアリスに殺された可哀想な人形さ｣


緑髪の男の発言に、周りにどよめきが走る。


？？｢と言っても…ヒヨリソウは、僕にとってもう過去の名前だね……だって、シンが大切に使ってくれたんだもん。今更、名乗る気なんて無いよっ｣

カンナ｢……｣

？？｢可哀想なシン……僕は本当に…本当に悲しいよ。どうせ死ぬなら、僕の手で殺したかったなぁ｣

『(うん君のそう言う性格好き)』
(↑情緒不安定)

カンナ｢な、なんて事言うんですかっ！｣


その言葉に真っ先に反応したのは、カンナちゃんだった。

『御託はどうでもいい。で？あんたの事は？何て呼べばいいの？』


こっちは優斗の人形を見せられて機嫌が悪いんだよ。


？？｢そうだなぁ……じゃあ、サラさん。君が代表して、僕に新しい名前を付けてよ｣

『(やっぱそうなるかあぁぁあ！！)』


私はずっと気になっていたのだ。そう。こいつの、名前を！！

えだってめっちゃ気になったんだもん！サラちゃんがこいつにどんな名前を付けるのか！！



サラちゃんは数秒悩んだ後、名前を口にした。


サラ｢……ミドリ｣

『(まさかの初期設定！！)』
(↑人の事言えん)


ミドリ｢ありがとう！素敵な名前を貰えて嬉しいよ！｣


緑髪の男、基ミドリはサラちゃんから貰った名前を嬉しそうに復唱する。


ケイジ｢それで？今回はどんな事をさせる気かなー｣


ミドリは待ってましたとでも言うように、今回のゲームについて話し始めた。


ルールは至って簡単。
力を合わせて標的を殺すだけ。以上。


(殺す！？A、殺すって愛が見れるんだよね！？)


私の中にいたオトネがいきなり暴れ出す。

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