43話 ページ43
Qタロウ「ガハッ……!!」
刺されたQタロウは、背中から大量の血が流れた。
ギン「Qタロウさん……!!」
Qタロウは、刺された衝撃で地面へと倒れ込んだ。
Qタロウ「ぐ……!」
マイは、そんなQタロウを見下ろすように立つと、話しだした。
マイ「あはは…ごめんなさぁい、ご主人様ぁ……」
Qタロウ「きさん……!」
マイ「いつやろうか…ずっと考えてたの」
マイはしてやったりとでも言うように、舌を出して笑った。
Qタロウ「なん……で……こんなこと……!!」
マイ「ふふふ…教えてあげるね…私達…ダミーズの…本当の目的…´´ミドリが死ぬ前に…ペアを殺す´´……それだけが……生き残る方法なの…」
サラ「あ…ああ……」
サラはその言葉を聞くと、信じたくないと言う顔をして、視線を下へ移した。
ケイジ「初めからダミーズは…このスキをうかがってたのか…」
ヒナコ「ふふ、最低なルールでしょう……?」
ヒナコがそういった時だった。
『何、してるんですか……?マイ、さん……』
画面から、Aの声が聞こえてきた。
サラ「……!A!!」
サラは必死にAの名前を呼ぶが、画面越しにいるAには、届かなかった。
『その人、Qタロウさん……ですよね?』
マイ「あはは……ごめんね?Aちゃん」
マイはそう言うと、Aへ向かって走った。そして、自分の手に握られているQタロウを刺したナイフを
マイ「本当に、ごめんね?」
『……!!』
Aのお腹目掛けて刺した。……刺された腹からは、Aの血が滴り落ちていた。
サラ「いやあぁぁ……!!!」
マイがAへナイフを刺した途端、いきなりモニターの画面は暗くなってしまった。
ギン「サラ姉ちゃん……!!行かなきゃ……!!」
サラ「ああ……!!早く、AとQタロウさんの元へ……!!」
ヒナコ「間に合うかな……?」
サラ達は、QタロウとAがいる墓地へと急いで向かった。
・
・
時はQタロウが刺されるまで遡る。
マイ「Aさん」
『どうしました……?』
この後の出来事を思い出そうとしていた時だった。マイさんが、私に話しかけてきた。
マイ「実は、さっきあっちで変な仕掛けを見つけたの!お願い!!一緒に見てくれない?」
マイさんは、両手を前に持ってきてお願いのポーズをとる。私は、『わかりました』と言って、マイさんの言う場所まで向かった。
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すとぷり好きあまね - ...めっちゃくちゃすごい。作者さん、神です。 (2021年5月4日 15時) (レス) id: 52d0502609 (このIDを非表示/違反報告)
猫ちゃ - ヒナタちゃん、新キャラかな?(49話の最初の方】 (2020年11月5日 19時) (レス) id: bf60227ed4 (このIDを非表示/違反報告)
楽色(ライ) - オトネ…かっこいいですねー!!惚れた… (2020年11月1日 21時) (レス) id: 0ad1039367 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» 匿名様、本当にありがとうございます!!いよいよ最終章でめちゃめちゃ悲しいです。これからも更新頑張るので、楽しんでいってくださいね!! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 爽♪*?* 様、ありがとうございます!!凄い好きだなんて、作者は言って貰えてとてもめっちゃ嬉しいです!!これからも頑張ります! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年9月6日 10時