41話 ページ41
Qタロウ｢なんで止めるんじゃ！A！！｣
『……いいから、聞いていてください』
私は顔を変えず、カンナちゃんとクルマダさんを見つめた。その顔を見たQタロウさんも、渋々と言った表情で、2人へ視線を移した。
クルマダ｢｢負けない｣じゃダメなんだよ｣
カンナ｢え……？｣
クルマダ｢｢勝つ｣んだろ…？これ、アスナロとの勝負じゃねーの？｣
カンナ｢勝負……｣
クルマダ｢おい、Qタロウのおっさん。あんたもスポーツマンなら、ちゃんと教えとけよ｣
Qタロウ｢……！｣
クルマダ｢負けないのと、勝つってのは全然違うんだよ。お嬢ちゃん｣
クルマダさんがそう言うと、｢お嬢ちゃん｣に反応したカンナちゃんが、反発するように言った。
カンナ｢お嬢ちゃんはやめて下さい！！｣
『(うん可愛いね)』
クルマダ｢ガキ｣
カンナ｢酷いです！！｣
サラ｢カンナ……今はまだ、これは渡せない……｣
カンナ｢サラさん……｣
ランマル｢わりぃ……ナゾを解くのに必要かもしれねぇんだ｣
ランマルがそう言うと、カンナちゃんは見てとるように悲しんだ顔をした。そんなカンナちゃんに、私は近寄った。
『確かに…今はムリかもしれないね。でも、それは´今´……でしょ』
カンナ｢え｣
サラ｢……あぁ。だから後で……この鬼ごっこが終わったら…カンナの手で調べて欲しい…勝つために！｣
カンナ｢はい……！！｣
サラちゃんがそう言うと、カンナちゃんはさっきの顔から一転……目に光を灯した。
クルマダ｢……フン｣
『なら、まずはこれをどうにかしなきゃだね』
Qタロウ｢そうぜよ！まずは鬼ごっこに勝つべや！！｣
マイ｢探索開始ですね！ご主人様！お嬢様！｣
Qタロウ｢それはやめるぜよ！｣
『待って何それ初耳なんですが？』
その言葉で、私たちはまた探索をする事になった。
・
・
Qタロウ｢粗方見たが……やっぱり何もねぇな｣
『そうですね……』
全てを見たが、やはりこれと言って手がかりになる物は見当たらなかった。
『(さて、この後ってどうなったんだっけ……)』
私は、何も手がかりが無いことに違和感を抱き、頭を回転させた。と言っても、あまり覚えてないんだけどね。
……なんだろう。
『(忘れちゃいけない何かを……忘れてる気がする)』
マイ｢……｣
・
・
時と場所はかわり、ついにサラ達はミドリを見つける事が出来た。……だが、そこで違和感が生まれてしまう
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すとぷり好きあまね - ...めっちゃくちゃすごい。作者さん、神です。 (2021年5月4日 15時) (
レス) id: 52d0502609 (このIDを非表示/違反報告)
猫ちゃ - ヒナタちゃん、新キャラかな？（49話の最初の方】 (2020年11月5日 19時) (レス) id: bf60227ed4 (このIDを非表示/違反報告)
楽色（ライ） - オトネ…かっこいいですねー！！惚れた… (2020年11月1日 21時) (レス) id: 0ad1039367 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» 匿名様、本当にありがとうございます！！いよいよ最終章でめちゃめちゃ悲しいです。これからも更新頑張るので、楽しんでいってくださいね！！ (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 爽♪＊?* 様、ありがとうございます！！凄い好きだなんて、作者は言って貰えてとてもめっちゃ嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年9月6日 10時
