25話 ページ25
No side
会社の一室の様な所を探索していたサラ達に異変が起こったのは、突然だった。
ハヤサカ「……ん?」
サラ「どうしたんですか?ハヤサカさん」
ハヤサカの抜けた声に、サラは疑問を抱きハヤサカに聞き直す。
ハヤサカ「いや……あの子、えっとAさん。ずっとあのデスクから動かないからさ……」
そう言いながAの方を指さすハヤサカ。そしてその言葉に、自然と視線を動かすサラ。
サラ「……え?」
Aを視界にいれた瞬間、驚愕の表彰を浮かべるサラ。それはそうだろう。何せ、Aが青い顔をしながら、息を荒げていたのだから。
サラの驚いた顔を見逃さなかったケイジは、サラへ話しかける。
ケイジ「サラちゃん、どうしたの?」
サラ「ケ、ケイジさん……!Aの様子が……!!」
サラがAの様子を言おうとした、その瞬間だった。
『……』
Aがふらりと1度ふらつき、地面へ向かって落ちていったのだ。
サラ「A……!!」
ケイジ「Aちゃん……!?」
ケイジはAの元へ走り、間一髪の所でAを抱き寄せる。そのおかげでAは何とか地面との衝突を免れた。
レコ「なんだ!どうした!?」
カンナ「な、何かあったんですか?………っ!?」
Qタロウ「な!?おい、その倒れてるのは……まさかAか!?」
ギン「ニャ……!A姉ちゃん……!!」
ギンとカンナは倒れているAの元へ走りよる。
クルマダ「おいおい、何があったんだよ」
4人の後から現れたダミーズ達は、倒れているAに視線を動かす。
マイ「きゃあぁあぁあ!?!?Aちゃん!!大丈夫!?」
ヒナコ「うるさい……」
ランマル「……サラ、そいつは大丈夫なのか?」
サラ「分からない……どうですか?ケイジさん」
ケイジ「……外傷はないね。脈拍もしっかりしてる」
ランマル「そうか……」
ケイジ「とりあえず、Aちゃんを寝かしてくるよ」
そう言ってケイジはヒナコと一緒に何処か寝かせられる場所を探しに行った。
ハヤサカ「で、でも……一体なぜ」
アンズ「それが分かってたら今こうして騒いでないでしょ……?」
サラはふとしたようにハヤサカへ視線を向ける。
サラ「あの、ハヤサカさん」
ハヤサカ「なんだい?」
サラ「さっき、Aがデスクから動かないって言ってしまよね?」
ハヤサカ「うん」
サラ「そのデスクって……どれですか?」
ハヤサカ「あ、それなら……」
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すとぷり好きあまね - ...めっちゃくちゃすごい。作者さん、神です。 (2021年5月4日 15時) (レス) id: 52d0502609 (このIDを非表示/違反報告)
猫ちゃ - ヒナタちゃん、新キャラかな?(49話の最初の方】 (2020年11月5日 19時) (レス) id: bf60227ed4 (このIDを非表示/違反報告)
楽色(ライ) - オトネ…かっこいいですねー!!惚れた… (2020年11月1日 21時) (レス) id: 0ad1039367 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» 匿名様、本当にありがとうございます!!いよいよ最終章でめちゃめちゃ悲しいです。これからも更新頑張るので、楽しんでいってくださいね!! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 爽♪*?* 様、ありがとうございます!!凄い好きだなんて、作者は言って貰えてとてもめっちゃ嬉しいです!!これからも頑張ります! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年9月6日 10時