53話 ページ5
…………。
『…どっち……とは？』
ケイジ｢Aちゃんなら言ってる意味…分かるでしょ？｣
『メインゲームの時も言いましたが私はバカなのでねぇ、分からないんですよ。馬鹿な私に教えてくれませんか？』
ケイジ｢……｣
ケイジさんはゆっくりと私の所まで近づく。
そして私との間、僅か数センチという所まできて、止まった。私は自然にケイジさんを見上げる形になった。
……いや、近いな、そしてイケメンだな、そして首痛いわ。
ケイジ｢おまわりさんはさ、腐っても警察官なんだよ？……ねぇAちゃん、君の目はどうして、何も写してないんだい？｣
『私の目は正常のはずですが？』
ケイジ｢話をそらしちゃぁいけないな。ずっと気がかりだったんだ、どうして君は人が目の前で死んだのに、動揺しないの？｣
『……』
私は黙る。だって``見慣れたんだもの``しょうがないでしょ？
ケイジ｢普通なら少なくとも何らかの反応を見せる。でも君は違う。無反応、この一言だ。ねぇAちゃん教えてくれないかい？なんで何も感じないの？｣
……。
『……ケイジさんは……道端にいるアリが1匹死んだところで何か思いますか？』
ケイジ｢、、、｣
『蛇口から水が一滴落ちた時、何か思いましたか？』
ケイジ｢……｣
『木から葉が1枚落ちた時、何か思いましたか？』
ケイジさんは黙ったままだ。
『……答えは`否`そうでしょう？……私には結局その程度なんですよ。そう育ったものですから』
この話は嘘半分、真実半分だ。
そう`育った`というのは事実だ。
アイツらの口癖だった言葉。
｢自分より弱い、弱者だと思った奴は蹴落とせ。そんなヤツらを蹴落として蹴落として足場ができる。お前にはその上に経つ資格がある｣
それが口癖だった。
ケイジ｢Aちゃんは……今まで何を観てきたの？｣
・
・
『……((ﾆｺｯ。ﾋみつﾀﾞよ、ケイジさン』
ケイジ｢……、｣
私の口は上がってる。
綺麗な三日月のように、それがさぞ気持ちが悪いんだろうね。だってケイジさん、今のあなたの顔を鏡で見せてやりたいよ。……すっごく顔色が悪いんだもの、
私は自分の手を1度叩き言った。
『さて、私の話はここまで。次は私があなたの話を聞きたいですねぇ、ケイジさん』
ケイジ｢(…はは、これは、やらかしたね)｣
『さぁ、ケイジさん』
``お話、シまｼｮ？``
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トギリ(プロフ) - 匿名さん» おﾞじぇﾞでくださっでありがどうございますぅぅ！！！ヤバいでよね！？最近こうゆう打ち間違いが酷いんですよ！ (2020年6月6日 0時) (
レス) id: 7489282f41 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 度々失礼します。タイトル？の37話が34話になってますよ！あえて変えてるのとかだったらすみません！ (2020年6月6日 0時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - しきさん» あ、それわざとですね！原作で、ノエルがミシマ先生風にそっくりそのまま言ってたのでそう書きました！分かりにくくてすみません。 (2020年6月5日 23時) (レス) id: 7489282f41 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - あの、わざとだったらすみませんが…【｢｢ギン君を救いたい優しい女の子はどうぞ串刺しになってくださいね！｣、あははははははは｣】ってわざとですか?（日本語が…） (2020年6月5日 19時) (レス) id: f7f2a05743 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - キミシ好きさん» やばいやばいwww新キャラ登場させちゃったwww教えて下さってありがとうございます！ (2020年6月4日 17時) (レス) id: 7489282f41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年5月10日 15時
