45話 ページ9
ギン君の言葉に、一同は視線をカンナちゃんとギン君に向けた
サラ｢ギン、今持っているか？｣
ギン｢うん！持ってるニャン！｣
そう言ってギン君はポケットからカンナちゃんが探していたものであろうスマートフォンを取りだした
サラ｢ギン……これは階段の所で見つけたのか？｣
ギン｢うん……もっと詳しく言えば、階段をだいぶ降りた所に落ちてたニャン｣
カンナ｢……！！｣
カンナちゃんは誰が見ても分かる焦った表情をしていた。だが、ここで助け舟が現れた。
ソウ｢やれやれ……みんなで階段を上がった時に落としちゃったんじゃない？｣
サラ｢……違います｣
ソウ｢……｣
サラ｢思い出してください……階段を上がる時、ソウさんとカンナは先頭を歩いていました。スマホを落としたら…みんな気付くハズなんです｣
カンナ｢……！！｣
サラ｢つまり……これを落としたのは出口まで登った後、、カンナは、階段を降りて行く途中、落としたんです！｣
ソウ｢……！！｣
サラ｢なんのために降りた……？なぜ隠そうとしたんだ…カンナ｣
カンナ｢それは……｣
ソウさんは私に助けを求めるように目をよこした。
しょうがない……か……
『ギン君、そのスマホちょっと借りるね』
ギン｢え……？｣
ギン君からスマホを借り(奪い)私はわざとらしく大きな声で口にした。
『あれれぇ〜おかしいなぁ〜(某名探偵風)。私がこれを見た時は…`こんな文章`無かったはずなんだけどなぁ』
サラ｢え？｣
サラちゃんは驚いた顔をして、私の方へ身体を向けた。
サラ｢見せてくれ！A！！｣
『はいよ』
そう言って私はサラちゃんの方へスマホを投げた。
サラちゃんはそれを軽々とキャッチした。
いや、カッコよ
サラ｢！！これは……｣
カンナ｢か……返してください……｣
サラ｢待ってくれ…！これはカンナが書いたのか…！？｣
ケイジ｢カンナちゃんのお姉ちゃんは、既に亡くなっている。もしかして……この文章の｢お姉ちゃん｣は……｣
サラ｢そんな……｣
ソウ｢……！！｣
ソウさんはどういう事だと言うように、私の方へ視線をずらした。
『(まぁ、見てて下さい)』
もちろんその時私も、ソウさんに目で合図を送っている。
サラ｢私…なのか……？｣
カンナちゃんは長い沈黙の後、か細く、だが芯の通った声で口にした
カンナ｢はい……｣
サラ｢！！｣
カンナ｢えへへ…変ですよね…こんなの…でも…カンナは…カンナにとっては……｣
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (
レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！課題！！もう頑張りました！！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！！楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(？？)！！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい！！(( 課題お疲れ様でした！更新嬉しいです…！ これからも応援してます！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年7月28日 18時
