68話 ページ32
サラ｢オトネが出ている間……Aの意思はどこにあるのかって…それは恐らく｣
ケイジ｢脳……ってことかい？｣
サラ｢はい。……それで私は考えました。オトネが出ている間でも、Aの思い…つまり意思は反応するんじゃないかって｣
ケイジ｢それで、オトネが油断……つまり気を抜いてる隙にAちゃんの意思がオトネの隙間に入り込んむことができるんじゃないか……って？｣
サラ｢……はい。確かな証拠はありませんが……今までのメインゲームの最中だってAの意思と関係なくオトネは度々出ていました。だから……｣
カンナ｢だからって！！｣
その時、カンナがサラへ向かって大きな声をあげた。
カンナ｢だからって……！もしそれが、失敗していたら…サラさんは……サラさんは………！！！｣
そう言ってカンナは大粒の涙を零し始めた。
サラ｢カンナ……｣
カンナ｢カンナは…カンナはもう……！！｣
レコ｢そうだぜ、サラ｣
サラ｢レコさん……｣
レコ｢その作戦はあまりにも危険過ぎだろ。お前を心配してる周りの事を考えろ｣
それを言われたサラは視線を地面へ下げる。
サラ｢っ……すみま((｣
レコ｢でも、本当に無事で良かったよ……｣
サラ｢っ……！｣
その言葉にサラは頭を反射的に上げた。
Qタロウ｢そうだぜ！本当に心配したがやきに……｣
ソウ｢ホント、サラさんって心臓に悪いよね｣
ギン｢今度は僕が守るニャン！絶対ワン！｣
サラ｢みんな……｣
『｢ホント……嫌になるねぇ………｣』
｢｢っ！｣｣
そう。根本的な話はまだ終わっていない。オトネの意思は、まだハッキリと出ている。
『｢何それ…意味わかんない……なんで？なんでそんなに君は愛されてるの…？どうして？なんで？私のどこがダメなの？何が悪いの？分からない……分からないよ……私頑張ったよね？努力してるよね？自分で考えて…行動して……それで、それで…………私は、｣』
サラ｢オトネ……｣
『｢Aは……Aだけは……私の味方だと思ってたのに……信じてたのに…………どうして、？｣』
｢｢！！｣｣
その言葉と同時に、オトネの……いや、Aの、まるで濁ってしまったような濃い紫色の瞳から、1つ、また1つと、雫が垂れ落ちる。
『｢ねぇ、教えてよ。これも分からない…。どうしたらこの涙は止まるの？……私には、分からない事が多すぎる、多すぎるよぉ……誰か……誰でもいいから私を……｣』
愛してよ
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (
レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！課題！！もう頑張りました！！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！！楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(？？)！！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい！！(( 課題お疲れ様でした！更新嬉しいです…！ これからも応援してます！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年7月28日 18時
