61話 ページ25
『｢なに？呼んだ…？｣』
呼ばれた当の本人であるA……いや、オトネは聞き返す。
サラ｢アレが……オトネ？｣
レコ｢でも、待ってくれよ……どういう｣
ギン｢わ、訳分からないニャン……ぅぅ｣
ハンナキーは渋い顔をしながら呟く。
ハンナキー｢彼女……Aさんの中には、もう1人の人物であるオトネがいる。そう言った方がよろしいでしょうか……｣
ナオ｢それって……まるで……！！｣
二重人格
誰かがそう呟いた。
だがその言葉にハンナキーは静かに頭を横に振った。
ハンナキー｢二重人格…ではありません｣
ソウ｢どういうこと？……ちゃんと説明してよ｣
ハンナキー｢…………二重人格とは正式には「解離性同一性障害」と呼ばれる病気の事です。 心に強いストレスを受けたときに、自分の心を守るための防衛機制として、自分の中に自分ではないもう一人の人格を作り上げる…それが二重人格｣
ナオ｢でも、ハンナキーが言ってる事は、そういうことなんじゃ……｣
ハンナキー｢いえ、それとは少し違います｣
そしてハンナキーは説明し始めた。
ハンナキー｢確かにAさんは、幼い時から心に強いストレスを受けていました。ですが、その防衛機制でオトネが生まれた訳ではありません｣
みんなは黙ってハンナキーの言葉に耳を傾けた。
ハンナキー｢Aさんは、逃げました。自分を守るために…そして、逃げてしまったが為にオトネは起きてしまいました｣
ソウ｢ちょっと待って｣
そこでソウが疑問を持った。
ソウ｢さっきから聞いていれば、起きるとか、生まれたとか、遠回りばかり……結論から言ってよ｣
ハンナキー｢……結論から言いますと、Aさんの体の中には、Aとオトネ……2人の魂、意思が入っています｣
｢｢！？｣｣
サラ｢なんだ、それ……！！｣
Qタロウ｢余計訳が分からねぇじゃねぇか！！｣
ハンナキー｢私にも何故そんな事になったのかは分かりません……ですが、何らかの方法でAさんの中に入ったオトネは、自分の目的のために殺戮を続けている……これは分かります｣
レコ｢じゃあ、……なんでオトネは、殺戮を……シリアルキラーって名前が付くまで人を殺し続けるんだ？｣
ハンナキー｢それは……｣
『｢さっきから聞いてたらさぁ……？｣』
今まで黙っていたオトネがいきなり喋れだしたことで、一気に視線の先が変わった。
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (
レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！課題！！もう頑張りました！！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！！楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(？？)！！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい！！(( 課題お疲れ様でした！更新嬉しいです…！ これからも応援してます！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年7月28日 18時
