52話 ページ16
ケイジさんはサラちゃんが持っていた紙を隣から覗いた。
ケイジ「これは……!!」
レコ「おい!何が書いてあるんだ!」
ケイジ「オトネの職業は……」
``サイコキラー``
レコ「な……、!」
ソウ「サイコ…キラー……!」
ギン「サイコキラーってなんだワン?」
ギンは首をかしげながら隣にいるナオさんに聞いた。
ナオ「確か…殺人犯、だったような」
ケイジ「サイコキラーは、他の殺人犯と違うんだ」
ケイジさんは渋い顔をしながら呟いた。
Qタロウ「違うって……どう言う奴なんだ?」
ケイジ「サイコキラー… 別名、猟奇殺人もしくは快楽殺人を繰り返す殺人犯のことを言うんだ。他にも、理知的なやり方や独自の理由で殺人を行う犯罪者も同じように言うね」
Qタロウ「りょ、猟奇殺人犯!?」
ギン「ま、まだそんなヤバイ奴がいたのかニャン!?」
カンナ「待ってください。それが本当なら……Aさんは、なんでそんな人を知っているんですか?」
カンナちゃんのその言葉で私の所へ一斉に視線が集まる。
サラ「説明してくれ…A。お前はこの人を知っているのか?この…オトネという人物を」
『……その話、今関係あるの?』
サラ「A……」
『……っ』
ケイジ「……しょうがないね。ガシュー。この人物はどんな人なんだ?」
『な…!ケイジさん!』
サラ「ゲームマスターは私達に嘘はつけないはずだ……答えてくれ、ガシュー」
『サラちゃんまで…!っ、やめろ!!話すなガシュー!!』
ガシューは数秒黙り、ゆっくりと口を開けた。
ガシュー「その事に関しては、お話する事はありません」
『……(良かった)』
ガシュー「ですが、参加者の皆様に話さないと言うのは、またフロアマスターの規約に引っかかってしまいます。なので、ヒントを差し上げましょう」
……!コイツっ!!
『ふざけっ((』
私の言葉はガシューの言葉で遮られてしまった。
ガシュー「その方は、A様が、本当に、本当によく知っているお方です。まるで、``血の繋がりがあるように``」
マジで……
『巫山戯んなよ!!てめぇ、よくもっ!!』
サラ「A!!教えてくれ!!」
『……!!』
レコ「おい、2人とも落ち着けって!」
ナオ「そうです!今は争ってる場合じゃありません!」
私達の間に重い空気が流れる。
せっかく、一つになれたと思っていたのに……こんな事になるなんて、誰が予想できただろうか。
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!課題!!もう頑張りました!!これからも更新頑張りますね! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます!!楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(??)!! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい!!(( 課題お疲れ様でした!更新嬉しいです…! これからも応援してます! (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年7月28日 18時