47話 ページ11
カンナ「そして…何もできない自分が、嫌になりました。これまでずっと……カンナは裏切り続けました。お姉ちゃんを…みんなを…サラさんを…Aさんを」
「そんな時でした……ガシューが、カンナの目の前に現れたんです」
『(え……)ガシュー…が?』
カンナちゃんは……嘘をついているのか?
いや、あの目は嘘をついてる眼じゃない……でもそれじゃあ、原作と違う!!
カンナ「ガシューはこう言いました。「貴女の慕っていた乙原 A様は、死にましたよ」っと」
『はぁ!?』
Qタロウ「ど、どういうことぜよ!?ガシュー!!」
ガシュー「……」
カンナ「カンナは、その言葉を信じませんでした。嘘だと……思いました。でも、フロアマスターであるガシューがそう言っていたので……信じる他無いのだと思ってしまいました」
『……』
レコ「そんな……」
カンナ「その時、カンナはAさんを守る事が……恩を返す事が出来ないと知って、前が見えなくなりました。でも……それじゃダメだって思ったんです!」
カンナ「そしてカンナは思ったんです。それならせめて、せめてサラさんだけでも救えたら!!って」
驚いた。カンナちゃんがそんな事を思っていただなんて……
私は驚きに言葉を失い、ただ立ち尽くしていた。
カンナ「ソウさんがサラさんへ身代を送ったのは…大体予想していました。そして、サラさんは優しいから……きっと誰にも身代を交換できないって……」
「カンナは…カンナは……!!サラさんを、死ねせたくなかった!!それに…!!ソウさんを、人殺しにさせたくなかった!!」
ソウ「……!!」
カンナ「そんなの…自分が死ぬより、辛いと思ったんです。だから、交換したんです…!自分の平民とサラさんの身代を…!!」
サラ「カン…ナ……」
カンナ「でも……手元に来たカードは``平民``でした!」
カンナちゃんの衝撃のカミングアウトに場は驚きに包まれる。
サラ「え……!?」
Qタロウ「どういうことぜよ……カンナァ!?」
カンナ「カンナにも…分からないんです…!!確かにサラさんのカードを交換したはずなのに…身代じゃなかった!!全部…本当になんです…!!信じて下さい!!」
私達はカンナちゃんのその言葉が真実なのか
真偽する討論を始めた。
ギン「僕はバケツ女は信じられないワン…!嘘をついて混乱させようとしてるんだニャン!!」
Qタロウ「つーか、カンナが交換する相手を間違えただけなんじゃねえか!?」
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!課題!!もう頑張りました!!これからも更新頑張りますね! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます!!楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(??)!! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい!!(( 課題お疲れ様でした!更新嬉しいです…! これからも応援してます! (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年7月28日 18時