75話 ページ39
ソウ「ギン、君も投票しやすいだろう…?」
ギン「ぼ、ボクは……陰キャの事……大っ嫌いだけど。死んで欲しいワケじゃ……ないよぉ……」
ソウ「ば、バカッ…!!選ばないなら、次はキミを利用して殺す!!」
ギン「うぅぅ……」
ギン君はどうしたらいいか分からないせいか、涙を流しながら動けないでいる。
サラ「ギンが責任を負うことは…ない」
ギン「サラ姉ちゃぁん……」
サラ「カンナに投票すれば…3対3の同数になる…ギンの投票で、誰かが死ぬことにはならないんだ」
サラちゃんはそう言っていたが、先の事が分かる私にとっては、その行動がサラちゃん自身を苦しめる行動になるとは思わないだろう……
ギン「そ、そんな事言ったら……サラ姉ちゃんかA姉ちゃんの投票で…!」
『私に投票権はないよ』
ギン「え、……?」
レコ「どう言う事だ!?それ……」
『私にもよくわかんないけど……Aの記憶を見た限りでは……Aとケイジが二人で一つのバディ状態なんでしょ?…それなら投票権は1つなんじゃないの?』
ハンナキー「その通りです……オトネさん。それに今回の決選投票でAさんの候補はありません。投票を入れられることは無いし入れることも出来ない……それがAさんに課せられたルールです」
ケイジ「じゃあ、おまわりさんが票を入れた瞬間、」
Qタロウ「Aの投票権は無くなっちまったってことか!?」
ハンナキー「はい。その通りです」
ギン「じゃあ、もしそれが本当なら……サラ姉ちゃんが…!」
サラ「いいんだ、ギン。責任は…私が取る…!」
ギン「……」
「バケツ女に……投票したニャン……」
ギン君は長い沈黙の後、カンナちゃんへ投票を入れた。
ソウ「……!!」
「あはは……」
どこからか、女性の笑い声が聞こえてきた。
ナオ「やりましたね…サラちゃん…」
サラ「ナオさん……?」
このサラちゃんの決断によって、誰が死んでしまうのかが決まる……本当に、JKにはつらすぎる選択なんじゃないかと心底思ったよ。
『……』
(A……)
『(なんか用?)』
(変わるよ)
『(は?このタイミングで!?((…………」』
ナオは身代の勝利条件をもう一度話し始めた。
ナオ「決選投票で、同率1位でも…勝利なんです」
ケイジ「……!?」
ナオ「今ソウさんが3票、カンナちゃんが3票……そして……身代の私は2票分、自分に投票ができます」
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!課題!!もう頑張りました!!これからも更新頑張りますね! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます!!楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(??)!! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい!!(( 課題お疲れ様でした!更新嬉しいです…! これからも応援してます! (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年7月28日 18時