【wrwrd】無能に扮して (ページ24)

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夕食の時間までにはなんとか終わらせることができ、今私は食堂へと長い廊下を歩いている。

幹部の姿は見えない。
あらー。もしかして私が最後なん？？嫌やわー怒られるやつちゃう？
まぁ急いではやらないんだけど。

これまた重々しく厚い両開きの扉を開けて、食堂へと足を踏み入れた。

その瞬間、鋭い視線や殺意を向けられているが、今の私は「無能」だからそんな物騒なものには気づかないふりをして、部屋の奥へ進んで行く。
私はしんぺいさんとロボロの間、正面にはエミさんといういつもの席に座った。
はぁ～～この席神過ぎる。

ゾ「チっ、お前のせいで飯遅れるやん...どの面下げて入ってきてんねん」

こいつがエミさんの横に座っているということを除けば。

てかなんやねんお前、今大先生居らへんやんけ私のせいだけとちゃうやないかこのアホ。

グ「...大先生がまだだろ？ゾム、お前は大先生がこの組織にいること忘れたんか？しかもまだ遅刻やないゾ？」

すこし怒気が含まれてはいたが、周りはネタとして受け取ったのだろう、ゾムや私たち以外は乗じて冗談を言いまくっている。

ちらっと横を見ると、ロボロは若干切れ気味である。青筋たってっぞ？？？こわ。

あの子も笑ってはいるが、ちらちらとこっちを見てくる。目が合うたびに睨まれるがまぁ私はまた気にしない方向で。目が悪いことにでもしておくか？？

てかまだこっちみるやん。なに？？なんなの？しんぺいさん推してんの？やめとけこいつホｍやで。

結局遅れてやってきた大先生はみんなにいじられ、かつ粛清を食らうことになった。ざまぁ。

し「A、お風呂入ったらそのまま部屋来てもらってええ？」

ご飯を食べていると、しんぺいさんから声をかけられた。あら、夜のお誘い？？？

し「男にしか興味ないねん。誘うならロボロやね」

「知ってた」

てかなんで私の考えてることわかってんこわ。流石神。
横で騒ぎ始めるチビ助を放って、しんぺいさんと話をつづけた。

し「包帯とかいろいろ変えなきゃ。ちゃんとお風呂入ってな？痛いかもしれへんけど...ごしごしこすらなくていいから」

「はぁい。あざまぁす」

無視してんな！！と叫ぶホビットは置いて、もう食べ終わり空になった食器を厨房に返し、私は自室へ戻った。

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(軍)エ・ゾ(兄)コ・女・ショ・ト
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝グ
神・主・ロ・チ・鬱・シャ・ひ・オ

という配置です。