【wrwrd】無能に扮して (ページ3)

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｢手加減を知らないんか彼奴らは...｣

ボロボロになった体を引き摺って廊下を歩く。
今日もまた仲間であった幹部のストレス発散として殴られたのだ。今回は相手が二人。最悪なことに一人は騒音糞男でもう一人はむっつりクリーパーという最凶なコンビだった。どちらも素早いしなにより力がすごい。

不人気と騒音糞男ならまだガバる可能性があるからマシだったのに。

廊下を歩いて行き着いた先はやさしい彼がいる医務室だった。
扉をノックして開ける。

し｢なんやAか、返事してから開けてってw｣

｢ええやん待ってる間見つかったら面倒やし｣

し｢まぁええけどさ。..またやられたん｣

｢うん。コネシマとゾムの二人がかり｣

少しばかり俯いているしんぺいさん。彼の悲しそうにしている顔が目に浮かび罪悪感が生まれる。

｢彼奴ら頭いいくせに脳みそ筋肉で出来てるとこあるもん｣

気を落とさないでほしくて私がいうとしんぺいさんは顔をあげて笑ってくれた。
しんぺいさんは薬棚から包帯や消毒などを取り出し、彼用の椅子を私が座っているベッドに寄せた。

しんぺいさんはいつも顔につけている布をあげて治療を初めた。
しんぺいさんの治療をする手が震えている。
肩も。

顔を見るとほんのり赤く、いつも整っている顔が酷いことになっている。

いやいつまで笑ってんの。

し｢ごめんちょっと待って｣

手に持っていた物をおき普通に笑い始めた。
どうやらツボにはまったらしい。

良かったな。優しい神様はお前ら脳みそ筋に君でも笑ってくださっているぞ。

一通り笑い終えたらしいしんぺいさんは次々と傷の処置をしていてくれる。

し｢んー....なかなか酷いな｣

｢せやねぇ｣

し｢....ごめんな、傷を癒すことしかできひんくて｣

｢...ええんやで。いつもありがと｣

いや貴方の存在はほんと救いです癒しになっとるからマジで。

あ、そういえば、

｢しんぺいさん｣

し｢ん？なに？｣

｢ロボロの尻隙あらばさわろうとするのやめたれよ｣

し｢バレたか....！！｣

｢監視カメラ増やすぞ、やってさ｣

し｢いつでも俺を見てたいって？なにやっぱりロボロも俺のこと好きなん｣

｢やめたれよ｣

し｢へへへww｣

まぁやめへんけど、とボソッと言うしんぺいさん。いや聞こえてるで。

ドンマイロボロ。

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あれ？こんなネタ詰め込むつもり無かったんだけどな....