エネル【リクエスト】 ページ31
A『我は神なり！！』
シーン…
A『我は神なりっ！！』
シーン…
A『我は神な…』
エネル「やかましいぞ」
あまりにも退屈だった為、本人の目の前で真似をして遊んでいたのだが反応が全くなくて辛くなっていた所だった。
A『やかましいと思ったならもっと早くにツッコミを入れてほしいものです』
リンゴを頬張りながら私を冷めた目で見るこの人はゴッド・エネル。神である。
私はこの神の元で働く侍女。
侍女はたくさん居るが、ゴッドの機嫌を損ねるとすぐさま殺されてしまうせいで皆んなビクビクしながら仕事をこなしていた。
私以外は。
A『はぁ…仕事いつも早く終わっちゃうから退屈だなぁ。私が優秀過ぎるせいで！！』
ツッコミを入れてくれないものかと期待しつつチラッとゴッドを見ても、耳の穴に指を入れたまま口を開く事はなかった。
あー…もー…ノリ悪ぅ。
エネル「貴様は私に対しての態度に問題がある」
私の明らかに不機嫌な顔を見て言い放つ。
A『殺すなら殺すでお好きにどうぞー』
エネル「貴様の考えがどうも読めん」
心綱(マントラ)を使っても読み取れないという事がどうにも不思議でならないらしく首をかしげる。
A『なぁんも考えてないからですよ』
エネル「ふむ…面白いな。こっちに来い、試してみたい事がある」
ゴッドが面白いだなんて言う事は何か不穏な事が起きる時だと思うんだよなぁ…。
何を試されるのだろうかと恐る恐る近付く。
玉座に座るゴッドの目の前に立った瞬間に腕を取られてあぐらの上へとすっぽり収まってしまった。
突然の事で何が何だかわからずにいると顔を両手で挟まれて唇を奪われる。
エネル「本当に何も考えがないのか？今までの女のような悲しみも、怒りもないようだが…」
いや…悲しみとか怒りとかじゃなくて…これは頭真っ白ってやつです。
ゴッドが今まで手を出して来た侍女達は皆、美人でスタイルの良い女性ばかりで私のようなチンチクリンには興味も示さなかったから…あぐらの上で何の抵抗もする事もなくゴッドの顔を見つめるだけで精一杯。
エネル「何も考えていないくせに…その瞳から覗く芯の強さは何だ？」
何の事だろう？
ゴッドの言っている意味がわからない。
何故、ゴッドが楽しそうな笑みを浮かべているのかも…私にはわからない。
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三月兎(プロフ) - アスカさん» 嬉しいコメント有難うございます(*´ω`*)！リクエスト頂けるだけで嬉しい限りですので、楽しんで読んで頂ければ幸いですっ♪ (2021年1月15日 19時) (
レス) id: ccf41c5869 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - いえいえ！とても楽しみにしてました！リクエストに答えて書いていただき、ありがとうございます！ (2021年1月14日 23時) (レス) id: cd30bf2e89 (このIDを非表示/違反報告)
三月兎(プロフ) - アスカさん» 大変お待たせ致しました(´；ω；｀)！こちらの短編がもういっぱいになってしまったので新しくPart3にてUPさせて頂きました！！長らくお待たせして申し訳ございませんm(_ _)m (2021年1月14日 18時) (レス) id: ccf41c5869 (このIDを非表示/違反報告)
三月兎(プロフ) - アスカさん» こちらこそ嬉しいコメント有難うございますっ(*´ω`*)！！ペドロですね、かしこまりました！出来る限り早くアップしたいと思いますのでもう暫くお待ち下さいませ！！ (2020年12月29日 14時) (レス) id: 44b29c4604 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 好きなキャラに限ってこういった作品が少ないので、今回読めてとても嬉しく思っています！これからも頑張ってください！それから、リクエストで、ペドロをお願いしてもよろしいでしょうか？ (2020年12月29日 0時) (レス) id: cd30bf2e89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三月兎 | 作成日時：2020年8月21日 15時
