ベン・ベックマン 【リクエスト】 ページ3
今日の夜の海は穏やかで気持ち良いなぁ。
なのに…私の真後ろでは唐突なお頭の
「宴をやるぞー！！」
の雄叫びによりどんちゃん騒ぎ真っ最中。
お酒に強くない私はこっそりと抜け出し、こうして夜の海を眺めているという訳だ。
夜の海を眺めていると吸い込まれそうな錯覚に陥る。
ベン「海に落ちてくれるなよ？」
酒瓶片手に私に話しかけてきたのはこの船の副船長を務める男、ベン・ベックマン。
A『落ちてもベンが助けてくれるでしょ？』
ニシシと笑うと「手がかかるのはお頭だけで十分なんだよ」と頭を小突かれた。
ベンはそのまま私の隣でお酒を喉へ流し込んでいる。
そんなにお喋りをする人ではないから、お頭と一緒にいる時のように騒いだりする事はない。
でも…この静かな空気は落ち着くから好き。
２人並んでしばらく海を眺めていると…
シャンクス「A！！こんな所にいないで俺の相手してくれよー！！」
後ろからお頭にのし掛かられた。
A『お頭！重いー！！』
ベン「おい、お頭。邪魔しないでもらえるか？」
シャンクス「ベン！お前ばっかりズルいんだよ！！俺だってAといちゃいちゃしてぇんだよ！」
ベン「恋人同士がいちゃいちゃすんのは当たり前だ」
そう、私とベンは恋人同士。
それも私から何度も何度もアタックしてようやく付き合う事が出来たのだ。
シャンクス「海賊ってのは人の物を奪いたくなるもんだよなー？」
ベン「お頭。例えあんた相手でも許せねぇ事ってのはあるもんだぜ？」
え…いつもの雰囲気じゃない。
お頭がベンに向かって挑発的な態度を取るなんて珍しいし、ベンもお頭にそんなドスの効いた声を出すなんて珍しい。
冷や汗が流れ始めた頃…何やら頬に柔らかい感触。
シャンクス「んー…Aは可愛いなぁ」
どうやら頬にキスをされたらしい。
と気付いた時には、けたたましい銃声。
A『べ、ベン！落ち着いて！お頭に発砲ダメ！」
華麗に避けたお頭に対してベンの鋭い眼光は向けられている。
ベン「俺の女に手ぇ出すんじゃねぇ」
シャンクス「お前なぁ！普通、船長に向かって撃つか！？」
お頭が正論を吐くなんて明日は嵐かな…。
黙ってお頭を睨み続けるベン…顔怖いよ。
シャンクス「わかった、わかった！Aの事となると目の色変えやがる…ったく！」
お頭はぶーぶー言いながら船内へと戻って行った。
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三月兎(プロフ) - アスカさん» 嬉しいコメント有難うございます(*´ω`*)！リクエスト頂けるだけで嬉しい限りですので、楽しんで読んで頂ければ幸いですっ♪ (2021年1月15日 19時) (
レス) id: ccf41c5869 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - いえいえ！とても楽しみにしてました！リクエストに答えて書いていただき、ありがとうございます！ (2021年1月14日 23時) (レス) id: cd30bf2e89 (このIDを非表示/違反報告)
三月兎(プロフ) - アスカさん» 大変お待たせ致しました(´；ω；｀)！こちらの短編がもういっぱいになってしまったので新しくPart3にてUPさせて頂きました！！長らくお待たせして申し訳ございませんm(_ _)m (2021年1月14日 18時) (レス) id: ccf41c5869 (このIDを非表示/違反報告)
三月兎(プロフ) - アスカさん» こちらこそ嬉しいコメント有難うございますっ(*´ω`*)！！ペドロですね、かしこまりました！出来る限り早くアップしたいと思いますのでもう暫くお待ち下さいませ！！ (2020年12月29日 14時) (レス) id: 44b29c4604 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 好きなキャラに限ってこういった作品が少ないので、今回読めてとても嬉しく思っています！これからも頑張ってください！それから、リクエストで、ペドロをお願いしてもよろしいでしょうか？ (2020年12月29日 0時) (レス) id: cd30bf2e89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三月兎 | 作成日時：2020年8月21日 15時
