ヨンジ【リクエスト】 ページ15
愛ってなんだ？
そんな感情…知らねぇよ。
A『ヨンジ様』
名前を呼ばれただけで心躍るような気がしてならない。
ヨンジ「何か用か？」
A『イチジ様がお呼びです』
あぁ…その顔…イチジにやられたのか。
唇が切れて、腫れ上がっている。
目の前にいるはずのこいつが…余りにも儚く微笑むものだから…イチジのモノだとわかっていたのについ手が出てしまった。
Aの唇に軽くキスをする。
A『ヨンジ…様？』
返事をする事なくイチジの元へと向かう。
ヨンジ「イチジ。何の用だ？」
イチジ「聞きたい事があってな。お前…Aに対して何らかの感情が芽生え始めていないか？」
ヨンジ「何の事かわからねぇな」
イチジ「そうか…A！！今すぐここに来い！」
呼ばれると、すぐにイチジの元へ走って来るA。
椅子に座っているイチジが自分の太ももを2回叩く。
…Aは俺の方を気にしつつイチジの太ももへと跨がる。
イチジ「A、いつもお前が俺に何をしているのかヨンジに見せてやれ」
A『っっ！！で、でも…』
反抗したせいでイチジに平手打ちをされた。
イチジ「やれ」
涙ぐみ、イチジにキスをするA…俺がしたような軽いキスではない。
イチジが挑発的な顔で俺を見ながらAの後頭部を押さえ舌を絡めに行く。
何なんだよ。
俺にその行為を見せつけて何がしてぇんだよ。
イチジ「ヨンジの事が気になっているのか？意識が俺に集中していないな？」
急に立ち上がりAの肩を強く押したせいで床に倒れこんだ身体にイチジが跨がり、首を押さえ乱暴に唇を奪う。
苦しそうに喘ぐAの瞳と目が合ったその時の不快感は我慢ならなかった。
ヨンジ「見ていて面白くも何ともねぇな」
イチジの肩に前蹴りしAからどかす。
イチジ「お前は出来損ないになりかけている」
俺が出来損ない？
何が言いてぇのかわっかんねぇんだよ。
イチジ「A、しばらくヨンジの元にいろ」
ヨンジ「意味がわからねぇんだが」
イチジ「お前はわからないままでいい」
憎たらしい笑みを浮かべてAを置いて立ち去ったイチジに苛立ちを覚える。
A『ヨンジ様…』
俺の名前を呼ぶ澄んだ声。
なぁ、何でお前はイチジのモノなんだ？
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三月兎(プロフ) - アスカさん» 嬉しいコメント有難うございます(*´ω`*)！リクエスト頂けるだけで嬉しい限りですので、楽しんで読んで頂ければ幸いですっ♪ (2021年1月15日 19時) (
レス) id: ccf41c5869 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - いえいえ！とても楽しみにしてました！リクエストに答えて書いていただき、ありがとうございます！ (2021年1月14日 23時) (レス) id: cd30bf2e89 (このIDを非表示/違反報告)
三月兎(プロフ) - アスカさん» 大変お待たせ致しました(´；ω；｀)！こちらの短編がもういっぱいになってしまったので新しくPart3にてUPさせて頂きました！！長らくお待たせして申し訳ございませんm(_ _)m (2021年1月14日 18時) (レス) id: ccf41c5869 (このIDを非表示/違反報告)
三月兎(プロフ) - アスカさん» こちらこそ嬉しいコメント有難うございますっ(*´ω`*)！！ペドロですね、かしこまりました！出来る限り早くアップしたいと思いますのでもう暫くお待ち下さいませ！！ (2020年12月29日 14時) (レス) id: 44b29c4604 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 好きなキャラに限ってこういった作品が少ないので、今回読めてとても嬉しく思っています！これからも頑張ってください！それから、リクエストで、ペドロをお願いしてもよろしいでしょうか？ (2020年12月29日 0時) (レス) id: cd30bf2e89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三月兎 | 作成日時：2020年8月21日 15時
