花蘇芳を飲み込んで 〈刀剣乱舞×呪術廻戦〉

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はぁ。脳味噌飛んでたわ、。



その上やっぱりここにいると嫌なことばかり思い出す。ブルブルッと震える背中にイライラする。



いつまで縛られてるんだか…。





「やっぱこのくらいの感電じゃ死なないな！意識は飛んじまうみたいだが…その身体衰えを知らねぇみたいだ」





クソ。こいつら好き勝手人の体を弄くりまくって…。
チカチカする視界は感電のせいか。





『この間データ取ったでしょ。拘束を解いてよ』





目隠しは外されている為目に映るヤツをこれでもかと睨みつける。
腕に巻き付く嫌らしい布はこいつらの新兵器なんだろう。上手いこと霊力が制御されて今の私は一般人以下だ。



まぁ感電を耐え抜くなんて既に一般人じゃないか。
イラつく私を楽しそうに見ながら見たことのない機械を数人で持ってくる。




「それはできねぇ。今、アンタを引き抜く為にはこれが必要なんだ。世界の為に協力してくれ」





まるで協力しない私が悪いみたいな言い方に腹の底で憎悪が煮える。同族嫌悪なのかもしれない、私の中にあるコイツのような人格を隠しておきたい為かもしれないが…こいつらの言う偽善に付き合う義理はない。





『寝言言わないで。世界なんて関係ない。私が守るべきは歴史。純然な歴史を守る』





「笑わせるな、戦争孤児が。無駄に頑丈な体と少し他人より霊力が多いから生かされただけだろうが」





そんなことわかっている。ガンを飛ばしてくる研究員がそのまま私の首を掴み上げ平手で頬を叩かれる。大の男に殴られた頬は赤くなってることだろう。


口が切れて血の味が滲んでくる。



また意識が朦朧としてきた私を男は機械に押し込んだ。

カプセル型のそれは私を包みこんでその周りには沢山の管が繋がれていた。




今までの経験から行くとガスか、脳波を弄るか‥何だろう。
あぁ、高専の人に迷惑かかってないといいな。





中のライトがついた。スイッチが押されたのだろう。






刹那──────────────








中心を穿つような振動が体を突き抜ける。



ﾆﾀﾘ。




男がこちらを見て笑っているように見えた。





「これはアンタの大事なものを奪う。笑っていられるのもこの数分だけさ」





そんな漫画みたいなもんがあるわけ無いだろ。私の大事なもの？ありすぎてわからんわ！




何故か自信満々なのがさらに気持ち悪い。だが私は全身の痛みで声も出せない。




でも確かに何かが切れたような‥そんな感覚が指を抜けていった

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