第十六話 闘いを好む者 ページ33
どうやらミリムは「竜眼」というものを持っているらしい。
厄介かつコチラ側で言う『解析鑑定』と同じ働きをすることも理解できた。
リムルさんは、ミリムを見ながら
「すごい眼ですね。で、今日は挨拶のとの事ですが御用は何ですか?」
と聞いた。相変わらずリムルさんっぽい発言で笑みがこぼれてしまう。
すると、ミリムはキョトンとした顔で言う。
「む?用件だと?挨拶に来ただけだけど?」
リムルさんは放心状態だった。魔王ミリムは気分屋で軽い。
挨拶するのにあんなスピードでは普通来ないもの。
リムルさんが勘違いするのも解る気がする(笑)
ミリムはリムルさんに対して、魔王と名乗ったり魔王になろうとしないのかと質問する。
まぁ、リムルさんなら多分めんどくさいとか思うだろうなあとすぐ予測できる。
「お前はどう思う?えっと…。」
彼女は私の顔を見ると、名前が思い出せないのか。言葉が詰まる。
「Aです、私は魔王にはなりません。戦闘には不向きですから」
そう彼女に告げると、” えっでもあの魔法はすごかったぞ! ”と目を輝かせた。
あの魔法とはおそらくガード系の魔法であろう。考えていると、ミリムは
「なあ!私と一回戦ってみようぞ!」
と言った。リムルさんはゲェッ!っとした顔だった。こうなることはある程度理解ってはいたし、手合わせと言ってもほぼ互角になるから引き分けだろう。と思い引き受けた。
「ただし、私が引き分け若しくは勝ったら町の住民を傷つけないで下さい。」
それが私の条件。リムルさんはオドオドとして、彼奴とは戦わない方がいい等言われた。
しかし、彼女の実力を見ておきたい。だから手合わせすると言ったのだ。
「リムルさん私は負けませんから。心配なさらないで?」
安心させるように笑顔で語りかける。
ミリムはその一言でスイッチが入ってしまったのだ。
「ほう?私に対しての侮辱か?ずいぶん余裕だな。」
ミリムが少しだけ怒りを出した衝撃で木々が揺れる。
本当、結界を張っておいてよかったと思う。
そして私達は戦いを始めるのだった。
「私は武器は使いません。どうぞ好きなタイミングで始めましょう。」
その発言がミリムをさらに怒らせた、次の瞬間彼女は消え私の目の前に来ていた。
拳を強く握り、素早いパンチで攻撃してきたのだ。ミリムは短所なのが弱点、
力はあるが戦略は至って単純だったのだ。
ーー
次も戦闘シーンへ。
女の戦いって怖いですよね。
山北は女の戦いが一番怖いと思う
第十六話 闘いを好む者 2→←第十五話 魔王ミリム・ナーヴァとの出会い
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朱里(プロフ) - 続けてすみません。第十三話のエレンの名前が〇〇〇になってます。意図的だったらすみません (2021年12月11日 19時) (レス) @page27 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!第四話から出でくる〇〇〇ジンとはどのキャラですか? (2021年12月11日 19時) (レス) @page7 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - ユトさん» ユト様→ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたのでご覧になってまた違和感がありましたらご指摘お願い致します! (2019年4月14日 19時) (レス) id: 79f5829be5 (このIDを非表示/違反報告)
ユト(プロフ) - とても面白いです!あと、ミリムの名前は、ミリム・ナーヴァですので訂正お願いします。 (2019年4月13日 6時) (レス) id: 7c4b452e79 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - 暇人114514号さん» 暇人114514号様→いつも読んで頂き有難う御座います。名前が同じとは光栄です笑 また、更新していくのでもしよろしければ又宜しく願い致します笑 (2019年4月4日 17時) (レス) id: 760c82b915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山北 | 作成日時:2019年3月20日 0時