第二話 出逢う者達 ページ3
目が覚めると私は森の中にいた。
太陽の光の入り方や木々の高さなどを見ても、だいぶ内部まで入っているように感じた。
鳥のさえずりを耳で感じ、木々の香りを肺に入れ心を満たす。
一呼吸おき冷静になって考えてみる。
「本当に別の世界に来たみたいね。此処の場所はどこかしら。」
《 解。 此処は、「ジュラの大森林」と確認しました。 なお、多種族の魔物がいます。》
私の頭に響いた声は、とても無機質でそれでも導いてくれる力強い声だった。
ﾋｭｩｳ-
そう感じている間に、少し強めの風が私の短い髪をなでたような気がした。
森のざわめきが私の心を少し乱す。
”少し歩いてみるか。”…そう思い、歩いていると小さいながら立派な泉があった。
淡い蒼色をしていて、水も透き通っていて純度が高い水だと思った。
私は、現在の見た目を確認するのと体を清める為に泉に入ることにした。
「見た目はそこまで変わっていないか。髪の毛は短くなってすごくスッキリしたな。
そう考えると、○も大きな変化はなさそうだな。」
《 解。 神來○もとい、アオイ＝カミライの外見の様子は 》
大きく変化していないと思われます。
また、彼女が教えてくれた。彼女は一体誰なのだろうか。
「ねえ、貴女は誰？ 私のことをサポートしてくれる人？」
《 解。 Aのユニークスキル、「大賢者」を使用しています。 》
スキルね…。私の力はすでに出来ていたみたいね。
その力を確認するように、右手を泉に向けた。
そして、魔法を放った。
「漆黒電撃槍(ブラッディスピア)」
そう呟くと、晴れていた天気は急速に暗く今にも台風がきそうな雲ができていた。
その雲から、槍のような鋭い雷(イカヅチ)が落ちた。
落ちた場所には、只者ではない力の証とも言えるようにすべてがなくなっていた。
泉は衝撃で雨となり消えてしまった。私は、余りにも強い力を受け持ってしまった。
そう感じた。
「さて、歩くとしようかな。早く○に会いたいからね。
私と共にこれからを歩みましょう、大賢者さん。」
私は、自分の焦りを隠すかのようにそうつぶやいた。
Aのその一言ですら、色気がありただただ大賢者も
” はい。 ”と言うだけだった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
山北です、今日も残業でしたがこれを書くために
今日も頑張りました。次にリムルたちも登場してくる予定。
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朱里(プロフ) - 続けてすみません。第十三話のエレンの名前が〇〇〇になってます。意図的だったらすみません (2021年12月11日 19時) (
レス) @page27 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！第四話から出でくる〇〇〇ジンとはどのキャラですか？ (2021年12月11日 19時) (レス) @page7 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - ユトさん» ユト様→ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたのでご覧になってまた違和感がありましたらご指摘お願い致します！ (2019年4月14日 19時) (レス) id: 79f5829be5 (このIDを非表示/違反報告)
ユト(プロフ) - とても面白いです！あと、ミリムの名前は、ミリム・ナーヴァですので訂正お願いします。 (2019年4月13日 6時) (レス) id: 7c4b452e79 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - 暇人114514号さん» 暇人114514号様→いつも読んで頂き有難う御座います。名前が同じとは光栄です笑 また、更新していくのでもしよろしければ又宜しく願い致します笑 (2019年4月4日 17時) (レス) id: 760c82b915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山北 | 作成日時：2019年3月20日 0時
