～SMILE AGAIN ～明日の記憶『Masaki Aiba』5 (ページ4)

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悪あがきページ4

『ちゃんと仲直りしたんじゃん』

「んーーーーー。そうなんだけどー・・・うん・・・。あの時はね？なんか気持ち盛り上がっちゃってたからさー」

『なんかったの？』

「今朝ね、夢見たの」

『夢？どんな？』

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今朝の夢。

雅紀くんと、私達の間に生まれてきてくれたであろう２人の子供たち。

いつか、これが正夢になったら・・・

そんな事を思って、ずっと好きでいてね？なんて朝から言っちゃって・・・

でも、落ち着いてみるとなんかやっぱり、腑に落ちなくって！！

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夕べ、電話で帰るねって言ったものの雅紀くんが帰って来たのは日付が変わってからだった。

日付をまたぐ瞬間を一緒に過ごしたかったのに。

前から約束もしてたのに。

２次会にほぼ強制的に連れて行かれたって。

断れない性格はわかってるけど・・・！！

１人で部屋でその時を迎えて、私は部屋の電気を消してベッドに潜り込んだ。

昨日も仕事は忙しくって、体の疲れはたまってる。

すぐに睡魔に襲われて、雅紀くんがいつ帰宅したのかも全く知らないまま朝を迎えていた。

そんなタイミングで見たあの夢。

許してあげなさいって言われてるような気がしたんだけどなぁ

私よりも遅く帰宅したのに、先に起きて身支度を整えて朝食まで用意してくれていて。

嬉しくなっちゃったけど、でもそんないつもとは違う行動って、ヤマシイ気持ちがあるからなんじゃないかって、だんだん気持ちがこみあげてきちゃって・・・

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『でも、かわいいとこあるじゃん？相葉くんってさ。』

「そーなの？そういう問題なの？」

『そうだよ、うちのダーリンなんて絶対そんな行動になんかでやしないよ！！』

「でも、明子は幸せでしょ？」

『まあ～ね～！！あ、そうそう年明けて落ち着いたらダーリンのご両親に挨拶に行く事になったの！！』

「とうとう？うわーおめでとうー！！絶対、式呼んでよ！！」

『もっちろん！！あ、ねぇ二宮さんの結婚式でこっち帰って来たら、時間とれる？』

「もっちろん、明子に会う時間作るに決まってるでしょうー！！」

明子との電話で、短い休憩時間はあっという間に過ぎていった。

気持ち切り替えて、売り場へと戻ろう。

最後の悪あがき、してこよう！！