ドアの向こうには・・・ ページ14
コンコン
『はい どうぞー』
ガチャ
ドアを開けたそこに居たのは、白いタキシードに身を包んだ王子様・・・
にも、見える！！
「二宮さん・・・ 素敵・・・！！」
二宮「おお〜、河村〜！！ いいねーそのリアクション、正解！！」
「すごいすごい、どうしようー！！かっこいいよ、ね？」
高木「うん、まじヤバイ！！二宮さん超いけてる！！」
二宮「なんだよ、高木までー。照れんだろうー。 河村、お前も今日は一段とかわいいぞ」
「やだ、どうしよう！！ちょっと嬉しい・・・」
あ、ねえねえ写真！！写真撮ろうよ！！
鞄からデジカメを出した時、入り口でどうしたものかとこちらの様子を伺ってたのは雅紀くんで・・・
「あ、雅紀くん・・・ ごめん」
二宮「おー、イケメンくん！！お久しぶりです！！ スイマセンでした、なんか今回わがまま言っちゃって、一緒に出席して欲しいって」
雅紀「あ、いえ！！ あの、改めておめでとうございます。」
二宮「あ、ありがとうございます！！ いや、俺さなんだかんだで、河村から散々相談とかされてたし、イケメン君の事、すげー知ってるつもりでいてさ。
でも、実際はそんな改まって会った事なかったなーって思ったらさ。
だからね1度ゆっくり、会ってみたいなって思ってたんだよね？」
雅紀「おれ・・・あ、いや僕も1度くらいゆっくり話したかったんで、嬉しかったです。」
高木「・・・そっかー、へーえ。なんか意外。」
「うん、私も。 そうだったんだねー」
二宮さんからの結婚式の招待状には、雅紀くんと一緒に出席して欲しい。
そう書かれてたけど、そこにそんな深い意味があったなんて夢にも思わなくって。
でも確かにそうなんだ。
これをきっかけに、もっと2人の関係が深まってくれたらいいのになー・・・
なんて、思ってると二宮さんはやっぱり、さすが二宮さんで・・・
二宮「あー、河村。お前仕事辞めるのやめたんだって？」
・・・報告してないのになー・・・流石です。
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作者名：さな | 作成日時：2014年7月28日 17時
