今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:26,525 hit
小｜中｜大
prologue ページ1
.
今日はムスク系か
隣に座った京本くんの香りを静かに確認するのが毎週木曜3限の講義前の習慣となっている
ちなみに先週は清潔感のあるホワイトローズだった
大学のくせに座席指定があるこの講義
おじいちゃん先生がゆっくり説明してくれるしテストは難しいけど持ち込み可で授業を聞いていれば解ける内容
楽単とは言えないけどやれば評価されるのが好きで同じ教授の授業を2年連続とっている
仲良しの奈津ちゃんには真面目だね、なんて言われる
「じゃあ、次のページはまた来週
課題はないからゆっくり休んでね」
そういうとテキストを閉じて講義室を出てく
ザワザワしながら学生が荷物をまとめる中、横の京本くんを見ると目がバチッと合う
やばいしくった、と目をそらす
別に何もやばくないし、しくってもないのに
そのあとしばらく荷物を片付けていると横の席から京本くんが立ち上がって歩いていく
振り向いてその背中を見送る、何も無いんだけど
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さな | 作成日時：2022年6月10日 11時
