名を受け継ぐ者 ページ11
熱で魘される中、無事前座をやり遂げた泉はトミサキに抱えられ劇場の地下に連れて来られていた。
トミ(これで先聖センセイに認められた。あとは熱が下がりさえすれば襲名となる。頑張りましたね緑谷くん)
地上では息も絶え絶えな様子だったが地下神殿に入ってからは呼吸も安定しているようだった。
トミ(スケジュール調整にマスコミ対応。襲名披露のチケット販売にセットリストの考案を牛山くんと考えて……)
トミサキは様子を見に来た巫女に泉の世話を任せて一度地上に戻る。
支配人室に戻ると早速マスコミに襲名披露公演を行う伝達と泉の実家に連絡を入れた
《はい緑谷です》
トミ「ご無沙汰しております。トミサキです」
《ご無沙汰しております。娘に何かありましたか？》
トミ「実は、来週予定しておりました娘さんの生誕祭を変更致しまして襲名披露公演を行わせていただきたいと思っております」
《襲名！？娘がですか！？》
トミ「えぇ。00に入って数ヶ月様子を
見させていただき此度スタッフと協議致しましたところ娘さんは襲名するに値すると判断致しましたので披露公演を行わせていただきます」
《ありがとうございます！ありがとうございます！》
トミ「襲名後の名前は当日まで家族にも極秘となっておりますのでご了承ください。ですが誰の名を継ごうとも間違いなく娘さんの努力の成果なのは間違いではありませんので」
《これからも娘をよろしくお願いします》
泉の母親である引子との通話は切れトミサキは寮内にあるレッスン場へと足を進めた。
★★★00寮 レッスン場★★★
トミ「レッスン中失礼しますよ」
牛山「あら？アンタがここに来るなんて珍しいわね。泉についておかなくて良いの？」
トミ「容態も安定しましたので、代わりの者を側につかせています。変わったことが有れば連絡するようにも言ってますので」
牛山「そう。と言うことはきまったのね」
牛山はトミサキが頷いたのを確認すると手を叩きレッスンの指示した。
牛山「アンタ達、総支配人からお知らせよ」
トミ「レッスン中すまないね。この度新たに襲名するメンバーが現れました」
篠田「ではあの噂は本当だったんですか？」
トミ「えぇ。襲名するのは第73期研究生緑谷泉。披露公演は１週間後。予定していた生誕祭ライブを一部変更して行います。
タイトルは緑谷泉襲名披露公演“緑谷爆誕”」
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さなちか(プロフ) - 人形師さん» コメントありがとうございます。上手く混合出来るよう頑張ります (2020年3月14日 8時) (
レス) id: 16e5df64cf (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！00もヒロアカ大好きな作品なのでコラボがあってとてもうれしいです！更新待ってます頑張ってください！ (2020年3月14日 0時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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