【募集企画】東方幻想記録物語6巻 (ページ39)

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雪舞の運命と真実　桜ページ39

桜side

「私は、もう死んでいるのよ。」

お母さんが言った事が私には信じられなかった

いや、信じたくなかった

「嘘…だよね…。嘘って言ってよ…。お母さん…。」

「いいえ、本当よ。」

私はもうどうしたら良いか分からなくなった

「私も死んだ筈なのに来たからね。びっくりしたよ。まぁ桜には話さないといけない事があるからね。」

「話さないといけない事？」

頭の中を？でいっぱいにしてると

「まず、雪舞の運命についてね。雪舞の巫女は意味もなく死んじゃう伝説があるのは知っているかしら？」

「一様知っているけど…。」

「それの理由は、“桜雪鬼姫・零(おうせつじんぎれい)”と言う力を使うからなのよ。」

「桜雪鬼姫・零？」

聞いた事ない単語が出てきたけど……

「そうそう。桜雪鬼姫・零を使うには、「解放、雪桜！」と、言うと姿が変わるのよ。でも姿は巫女によって変わるわね。」

「でもね、使うには雪舞の巫女でも、素質のある者じゃないと使えないのよね。そして、使う代わりに寿命が減っていくのよ。使えば使う程、余命が少なくなるわね。」

待って待って待って！！余命が少なくなるって、めっちゃ代償怖いんだけど！

ってかお母さん平然と言ってるけど、結構怖い事だよ！？

「そ、それで？」

私は続きを聞いた

「それで私は、とある戦いで桜雪鬼姫・零を無理矢理使って死んじゃったのよね～。」

いや桜雪鬼姫・零、怖っ！！

「まぁこれが雪舞の巫女の運命についての話で、次は本題の幻想郷で起きている事ね。これを見て。」

お母さんの手にはいつのまにか水晶があって何かが映っていた

水晶を覗き込むように見た

「皆んなが戦っている？」

そう皆んなが戦っている様子が映っていたのだ

皆んなボロボロになっているし…

「こ、これは一体……。」

「今、幻想郷では異変が起こっている。異変の内容は妖怪が操られて暴走している。桜、今すぐ此処から出なさい。」

いや出なさいって、どうやって？

「スペルカードを使えば出れるわ。言ってみて、「スペルカード発動破壊壊れたおもちゃ」ってそうすれば出られるから。あと、桜の協力者がいるから大丈夫よ。」

「協力者って？」

「前、私に仕えていた“雪華”と“藤華”って子が協力者だよ。さぁ、この夢から目を覚まそうか。」

「お母さん！！会えて嬉しかったよ！バイバイ！！スペルカード発動破壊壊れたおもちゃ。」

そこで私の意識が切れた