【募集企画】東方幻想記録物語6巻 (ページ34)

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知らない？分かってるさ　穂花/少し凌央ページ34

「マア…ソウジャナ…妾モ楽シンデヤッテル…
ソノ意見ニ嘘偽リハ無イノジャロ……シカシダナ妾ハ妾ヲ止メル術ヲ妾ハ知ラナイ」

桜に憑いたオサキキツネを通してしゃべっている感じである

妾は…止めたらダメなんじゃ……絶対に
止めてしまえば……妾自身が……それも夏帆にとって一番悲しい結末で
妾は消えるだろう。妾にしても良く頑張った方だと思ってる
一万年も暴れずに……自分の妖力をそっと閉じ込めておいて
妖怪たちからの妾のイメージを崩さず耐えておくのも

「ジャガ、妾ニモ妾ノ理由ガアル。夏帆ハ関係ナイ
オ主ハ知ットルダロウ……妾ガ妖怪ノ象徴デアルト同時ニ
妾ハ妖怪ノ思イデ形作ラレテルコトヲ」

それが理由を思いつつ妾…嫌、桜は真顔で立ち止まっていた
知ってる。分かってる……妾は大切な人を傷つけたくない失いたくない
けど何だ妖怪という存在は人を脅かし傷つけ恐怖に叩き込むもの
妾はその代表的存在……もう妾は立ち止まってはいけない

「快楽ヲ求メテ何ガ悪イ？悪イガ妾ハ恐怖ト快楽ヲ楽シマナイト……
ココカラハ駄目ジャ…はぁ～オ主ト話スト余計ナコトヲ言ッテシマウ…

最後に妾は狂気の中の妖怪であり神なんじゃ…止めてしまえばそれこそ幻想の終了じゃ
忘れるなよ。妾の存在が妖怪の印…妾がいなければ……妖怪は理性をなくすことを」

そう言って意識をオサキキツネに渡す
本当……異変は怖いなとつくづく思う。自分の本心や自分の思いがさらけ出してしまいそうになるからだ
妾の目的は幻想郷の平和と異変を楽しむこと楽しんだら良いだけだ。夏帆は……関係ない

「来ないでくれ夏帆……妾はオ主を攻撃したくない」

気に入ってるからこそ、夏帆を思ってるからこそ
傷つけたくない……もううんざりじゃ……

「やってしまおう…明後日までにすべて整えさせてやる」

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「そう言えば妖怪の神様って……」

人と妖怪が生んだ代表的な神じゃ?

そう言おうとしたが言っても自分でも何言ってるか分からなくなりそうなので
何も言わず自分の準備を進めていくうちであった