【募集企画】東方幻想記録物語 5巻

腹パンしたがりの玲雷ちゃん♪　玲雷 ページ26

.............やばい、なんて声かければいいのだろう

｢わたしはいいと思いますがね！科学を操る程度の能力！」

そう口を開いたのは夏ちゃんだった

｢え？」

｢だって科学を操る程度の能力って、それは理科全般できるってことでしょ！わたし勉強苦手だからな〜」

よし、ここは流れにまかせて....

『ふぁふぁひぃほぉほぉぅほぉふ！あ、わたしもそう思う！わたしも勉強苦手だし.....理科も実験でほとんど失敗するし...........よし美咲さちゃんの能力バカにしたやつぶっとばしてくる』

｢ちょっと待って。ぶっとばすって？」

和華ちゃんが聞いてきたので答える

『え？腹パンしに行くに決まってるでしょ？』

｢やめて」

なんで？

｢和華さん今すぐ玲雷さんを止めるぞ」

なんで？

『離して、わたしはなにがなんでもあいつらをぶっとばしてくる』

｢だからやめて」

いい加減離せ

｢.....ふっ」

｢｢｢？｣｣｣

｢いや、貴方達が面白くて....ふふっ｣

｢ありがとうございます、貴方達のおかげで、少し過去を克服できたのかもしれません｣

？よくわからないけど一件落着？

『それならよかったです！........よし、ぶっとばしてくる。っていうか寺子屋と里ぶっ壊してくる』

｢だからやめて？そしてぶっ壊さないで？｣

『やだ』

｢和華さん、なにがなんでも玲雷さんを止めるぞ｣

『やめろ』

｢ふふふっ｣

｢美咲さん！見てないで止めるのを手伝ってください！｣

｢はーい！｣

え？待って？美咲ちゃんも止めんの？

『やめて！』

｢もうどうしたら....｣

｢......夏さんいいこと思い付いたんだけど....ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ｣

｢.......いいね！よし！早速実行！｣

ん？なに？わたしを止めるための作戦？

｢玲雷さん！｣

なに？

｢里の人達をぶっとばしたらこの科学屋に苦情が来て、さらに里の人達から美咲さんが嫌われるよ！｣

はっ！それはダメだ！

『すまん、わたしが悪かった』

｢ﾎﾞｿｯ)作戦成功｣

ん？なんか和華ちゃんが呟いていたような気がしたんだけど、気のせい？

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