そして誰もいなくなった 想夢 ページ17
「良いよ、もともと壊すために来たからね。」
そう答えながら、想夢は夏を見る。
自分にも聞いてくるなんて、律儀だなぁ。
そう思いながら。
いつだって愛されるのは霊夢で、想夢は嫌われ役だった。
だから“あの時“だって霊夢を陥れるが為に異変を起こしたのだったのに。
「……霊夢お姉さんが愛した幻想郷を、想夢も守ってあげるね。」
小さくそう呟いたのを、霊夢は気づいたのだろうか。
軽く深呼吸し、しっかりと隕石を見据える。
霊夢が愛しているから、紫が愛しているから。
何よりも、魔理沙が愛しているから。
幻想郷を守る理由は全て他人のせい。
それでも、想夢自身も幻想郷の自然が壊れてしまうのは嫌だった。
ここに来る前、紫に言われた言葉を思い出す。
『スペルカードは“あのカード“しか使っちゃダメよ、想夢。』
苦々しい表情をしながらそういう紫を見て、本当に嫌われているんだと感じた。
指定されたカードを取り出す。
想夢自身が初めて作ったカード。
フランの協力の元、魔理沙の手も借りて作った。
想夢の中での最弱のスペルカード。
フランの声が、聞こえた気がした。
「……秘弾…『
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吹雪@リア充撲滅隊(プロフ) - 続編に行かせて頂きます。 (2020年6月13日 19時) (レス) id: 34269c3564 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪@リア充撲滅隊(プロフ) - 更新させて頂きます。 (2020年6月13日 17時) (レス) id: 34269c3564 (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃ - 更新しました!(あとお話がいっぱいになりました) (2020年6月13日 9時) (レス) id: 9db8112d86 (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃ - 更新します! (2020年6月13日 9時) (レス) id: 9db8112d86 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 更新しました (2020年6月13日 8時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ x他13人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2020年1月13日 14時