【募集企画】東方幻想記録物語 3巻

続・白銀の錬金術師と動かない大図書館 --------ヴァネッサ ページ10

ニヤリと不敵な笑みを浮かべるヴァネッサを目にして、パチュリーはただ「しまった！」と思った。そうだ、こいつはそういう奴だ。知らないことがあるのが耐えられないのだこの幼女は。

「…あんた外来人に会いに行くんでしょ」

呆れた表情で、いそいそと帰る準備を始めるヴァネッサにパチュリーはそう問いかけた。もう答えは分かりきっているが、問いかけられずにはいられない。
そしてヴァネッサはにっこりと可愛らしい笑顔を向けると口を開いた。

「ご名答。先輩の外来人として挨拶しなくてはならないからな。……否、その前に__知らない事があると言う事実が気に食わない」

バサリと真っ黒なコートを羽織り、ドアまで進んだヴァネッサだったが、ノブに手をかけるとくるりと振り向いた。

「さようなら、パチェにこあ。 また来るよ。ところで聞きたいんだけど………」

「取り敢えず博麗神社に行けば会えるんじゃない？」

「流石私の親友、パチェ。此方の質問を読み取ってくれるとは！」

「長い付き合いだからね、流石に___」

分かるわよ。そうパチュリーが言う前にヴァネッサは姿を消していた。






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初めまして、ひめくさ。と申します。
ヴァネッサ・A・ミストラル成←このキャラクターの作者です。関係組んでくだされば幸いです(*´ω`*)
どなたかこの話、続けてくださいませんか………？

もう一度人里に　夏→←白銀の錬金術師と動かない大図書館 --------ヴァネッサ

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