【募集企画】東方幻想記録物語 ２巻

魔理沙と遭遇　夏 ページ21

夏「ねえ妖夢」

妖夢「どうしたんですか？」

夏「誰かこっちに来てない？」

私的にはどっかで見たことある…
あぁー………魔理沙じゃん…終わった…

妖夢「どうしたんですか凪さん？」

夏「いや、何か近づいてきてるなーって」

妖夢「そうですね…ってあれは魔理沙ですね」

夏「ですよね…」ﾎﾞｿｯ

妖夢「何か言いましたか？」

夏「ナンデモナイヨー」

助けて霊夢ー……
何言ってるんだろう…遂に頭イカれたかな？
取り敢えず魔理沙に私だと気づかれないようにしないと。
いやまぁ一応声とか変えてあるから問題は無いと信じたいけどさ、
魔理沙って霊夢には劣るけど勘が良い方だと思うんだよ。

魔理沙「妖夢じゃないか、こんな所で何してるんだ？」

妖夢「私の隣にいる凪さんと異変解決をしている最中です。」

魔理沙「凪？」

夏「私が凪」

ずっと凪って呼ばれたり言ったりしてるから自分の名前忘れそう…
つーかバレないよね？て言うか気づくな！

魔理沙「………私は霧雨魔理沙だ、よろしくな！」

夏「よろしく」

早く別れたい…

魔理沙「二人ともどんな異変かわかってるのか？」

夏「取り敢えず人間が軽く…
　 刃物で切られて何かしらのウイルスが入れられた可能性が高いと思う…
　 そっちは誰か怪しい人……妖怪は見てない？」

魔理沙「あぁー、アイツかな…」

妖夢「アイツ……ですか？」

魔理沙「三鈴って奴が怪しいぜ」

三鈴？……三鈴って確か永遠亭で本を読んでたっけ…

夏「そっか、三鈴って人の家知ってる？」

魔理沙「一応知ってるぜ、案内するか？」

一応魔理沙とは知り合いだからあんまり一緒にいたくない所だけど…

妖夢「私も知っているので私が案内しますよ」

魔理沙「そうか？なら頼んだぜ！」

妖夢「魔理沙は人里の方をお願いします！」

魔理沙「分かってるんだぜ！」

そう言って魔理沙は飛んでいった。

夏「妖夢、ありがとう」

これでたまたまだったら凄いよね。
多分違うと思うけど…

妖夢「いえ、ただ前に人とあまりいたくないと言っていたので」

妖夢は優しいね…

夏「そっか、なら尚更ありがとう！今度お礼でもするよ」

妖夢「大丈夫ですよ、それに今は異変解決を優先です」

夏「そうだね、ただ終わったら絶対にお礼するからね！」

妖夢「分かりましたよ、それでは行きましょう」

夏「了解！」

よーし、たまにはやる気出して頑張ろうかな！

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