【募集企画】東方幻想記録物語２巻 (ページ16)

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誤魔化そうとした結果　夏ページ16

夏「…………全然見つかんない」

探しても探しても見つかんない
もう面倒だから帰りたい…
でもこんな面倒なのを霊夢達はやってたのか…
もう霊夢の所に行って手伝ってもらおうかな…
そう言えばよくよく考えてみると今私ほぼ別人じゃん！

夏「頼りたくても頼れない…」

あんまこの姿で人と会いたくないんだけど…

夏「霊夢なら良いけど霊夢の所って確か人と妖怪が結構集まるらしいし…」

一旦パーカー取りに行くべきかな…
でもアリスが起きてる可能性もあるし…

夏「どうしよう…」

?「何かあったんですか？」

夏「あっ、うん、そうなんだけど……って誰？」

妖夢「魂魄妖夢です。白玉楼で庭師兼剣術指南役をしています。」

夏「そうなんだ…」

妖夢「貴女の名前は？」

夏「えぇっと…」

どうしよう…
人と遭遇しちゃったよ…
てか名前どうしよう！今私顔隠してないしあんまり名乗りたくない！
何とかして誤魔化せないかな…

夏「名前は……」

もう適当で良いかな？
うーーーん…
夏だから冬？うん、単純だね。

夏「な…」

妖夢「?」

夏「なぎ！」

妖夢「えっ!?」

夏「凪です！それでは私はやることがあるのでまた何時か！」ﾀﾞｯ

うん、やらかした…
てか何でさっきまで冬とかそんな名前だったのにどうして凪になった！
あっ、ヤバい転ぶ！

妖夢「大丈夫ですか？」

夏「あっ、大丈夫……って足速くないですか？」

妖夢「そんなこと無いですよ」

夏「所で何で着いてきたんですか？」

妖夢「凪さんが何かあったと言っていたので力になれないかと…」

夏「あぁー、大丈夫大丈夫！
　ちょっと異変解決しようとして主犯探してるけど見つかんないだけだから！」

妖夢「ちょっとじゃないと思うみょん…」

夏「妖夢は何か心当たりない？」

妖夢「特には……私も手伝いますよ」

夏「ホント！ありがとう！」

妖夢「いえいえ」

嬉しいよ？嬉しいんだけどさ、
あんまり誰かと行動したくなかったってのと
私暫く凪って名前で過ごさないとないんだけど…
って気持ちで嬉しいけど悲しい気持ちもあるんだよね…
誤魔化しても結局都合の良いような悪いような中途半端な結果何だけど…