【募集企画】東方幻想記録物語 ２巻

今やるべき事　零魔 ページ46

「そう言えばどうして私の所に来たんだ？」

「えっ、異変解決の手伝いをしに来ただけだけど」

「私の弟は真面目だなぁ〜」

「気のせいだろ！」

僕は真面目じゃなくて姉さんと同じ自由奔放で無鉄砲な奴だし。

「そう言えば外来人の人達はどんな感じだった？」

「お前もう会ってるだろ…」

なるほど……
魔理沙は他の外来人の存在に気づいて無いのか…

「ごめん、やることが出来たから家の前で降ろして」

「何するつもりだ？」

「秘密だぜ」

「私もついて行くぜ」

………………
今僕のやるべき事は…

「僕一人でやる」

「…これやるよ」

「……ありがとう、姉さん」

「それじゃあ私は博麗神社にでも行ってくるぜ」

「分かったー！」

よし、それじゃあ…

「紫、見てるんだろ？出てこいよ！」

「何の用かしら？」

「マジで出てきた！」

「確信は無かったのね…」

「だって僕能力持ってないし」

さらに言っちゃいと力も才能も無いし
まっ、見てるんだろうなぁー程度の感覚で行動はしてたけどね

「(霊夢に似てる部分もあるわね…)」

「んで、僕が聞きたいのは……
　何でこんなに外来人が幻想郷にやって来てるんだ！」

「あら、私は言った覚えは無いのだけど？」

「森に放り出された時に外来人らしき奴らの声が聞こえた、
　なぁ、お前は何をしようとしている？」

「本当に勿体無い…」

「はぁ？」

「もし零魔、貴方に能力を持っていたら霊夢に並ぶほどの実力があったかもしれないのに…」

「もしもの話なんて御免だね」

もしも能力を持っていたらの話は絶対にしたくない…
それは僕の望みでもあるから…

「………今度は…」ﾎﾞｿｯ

「何楽しそうに笑ってるんだよBBA」

「BBAじゃなくて私は…はぁ、もう良いわ」

「………」

「そうね…貴方の最初の質問の回答は…」

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