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2/☆:酒は飲んでも飲まれるな(リクエスト) 1 ページ7

深夜。
うちは実家から届いた酒を飲んでいた。
空はたくさんの星々が瞬いていて、
周りは静かで何の音も聞こえない。

「ふぅ」

一息つく。
すると、こちらへ向かってくる足音が聞こえてくる。
探索魔法を発動させる。
反応から、彼はうちの友人であり、
うちに対して敵意が無い事が読み取れる。
うちは足音の主の姿が見えるようになると同時に
足音の主の方へと顔を向ける。

「こんな時間にどうしたんだ?理玖」
「アリサ?俺は眠れなかったから少しあるいてただけ
 アリサこそここで何してるの?」
「そんなの見ればわかるだろ?酒を飲んでたんだよ」

理玖の質問に対して返事を返しながら盃を傾ける。

「理玖も飲むかい?」
「俺は別に良いよ……」
「そうかそうか!
 まあ、この酒は普段よりもかなり度数高いから本当に飲ませる気は無かったがな!」

ケラケラと笑いながら酒を口にする。
すると盃が空になったので、酒器をかtら向けて再び酒で満たす。

「……何か普段よりも飲むペース早くない?」
「ん〜、気のせい気のせい」

そう言いながら酒を飲む。
歪が空になる。
再び歪を酒で満たす。

「いや、絶対に早いって!」
「気のせいだ!なんだ?喧嘩するのか!」
「アリサ、もしかしなくても酔ってるだろ?」
「はぁ?うちが、酔うわけないじゃん?」
「絶対酔ってるよ……」

うちが酔うわけがないだろ。
理玖は一体何を言っているんだか……。
いくら度数が高い酒だからってうちがそう簡単に酔うわけがない!

「そう言えばさ〜、最近、祓い屋の方の仕事はどうなんだよ〜?」
「どうって……別に、いつもと変化はないけど……」
「ん〜、でもなぁ……」
「アリサ?」

盃を傾けるのをやめ、空を見上げる。
思い出すのは幼馴染。

「君を見てると思い出すんだよね
 今はもういない幼馴染のこと」
「……」

理玖は静かにうちの話耳を傾けている

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月霊 響(プロフ) - 面白いね、頑張れえ (2022年2月11日 16時) (レス) id: 6192cabd81 (このIDを非表示/違反報告)
サナティ(プロフ) - kohakuさん» 楽しんでもらえたのなら何よりです!次の展開へのフラグを残すことができて安心してたりします(笑) (2021年3月29日 22時) (レス) id: 249d9050a8 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - くすぐりアリサさん有難うございます!今回も可愛くてほっこりしました、次展開へのフラグも残されており、続きが楽しみです! (2021年3月29日 7時) (レス) id: 5df933aa41 (このIDを非表示/違反報告)
サナティ(プロフ) - kohakuさん» リクエストありがとうございます!時間ができ次第書かせていただきます! (2021年3月23日 1時) (レス) id: 249d9050a8 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - リクエストです!”腹こちょ(腹部くすぐり)”されたアリサさんの反応が見てみたいです!お時間ある時に書いて頂けると嬉しいです! (2021年3月22日 21時) (レス) id: 5df933aa41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2021年2月21日 17時

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