8..隆二side ページ8
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「……熱はない」
隆「へ？」
「…ボッと…して…たれすから」
…謎が解けた。
熱があるかどうか確認してくれたらしい。
またAちゃんにしてやられた。
いや、勝手に期待してたのは俺…か。
臣だったらこのままこうガッと行くんだろうな…
は、また臣の話…
隆「それより今結構痛かったでしょ！大丈夫？」
「だいじょぶ…れす…」
少し赤くなった額で
Aちゃんがふふっと笑う。
でも実は俺もちょっと痛かったりする。
隆「じゃ、帰ろうか」
勢いよく立ち上がった。
するとAちゃんも同じように
…ならなくて。
「ひゃぁ」
後ろによろっと転びそうなった瞬間…
咄嗟にその腕を掴んだ。
やっぱり…
この様子じゃ心配…
隆「Aちゃん、はい」
「は、は、は…い」
差し伸ばした手をそっと握ってくれて
俺もぎゅっと握り返した。
少し照れてるみたいだけど、
俺の方がもっと照れてる。
変装用のマスクに感謝、感謝……。
「あった…かいです…りゅじさんっ…の手」
隆「あ、え、まじで！……俺手汗凄いよね！」
握った手はしっかり離さないまま、
空いてるの手の平を
思いっきりデニムに擦りつける。
意味ねえよ…そっちじゃねえよ…
って分かってるけど
一秒だって離したくない。
「ふふっ」
隆「ん？」
「何でも…ないっれす」
Aちゃんも同じ事を思ったんだろう。
俺に何か言いたそうにしながら
あどけない笑顔を魅せる。
その後も俺のつまんない話に
何度もその笑顔を向けて。
その笑顔がどうしようもないくらい
可愛くて。
握った手の平の熱も誤魔かすように、
残り少ない時間を
馬鹿みたいにほとんど俺が喋り倒した。
薄暗の街灯をたよりに
ばれないようずっと…顔見つめながら。
隆「着いちゃった、ね」
「ありがと…ございまし…た」
酔いが醒めたのか
いつの間にかしゃっくりが止まってた。
鍵を回しドアノブに手をかけて
後ろに居る俺に振り向く。
「りゅじさん…本当に昨日も、今日も」
隆「気にしなくていいよ！上京したてだし、
まだ道とかわかんないだろうし！初めての一人暮らしって色々寂しいかなとか思って」
ほら、また言い訳…
「何かずっと…引っ越してきてから隆二さんと居る…気がします」
隆「…嫌だった？」
ゆっくり顔を振るAちゃん。
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sana(プロフ) - のぞみさん» ｷｭﾝｷｭﾝ落ちてたようで安心しましたっ(*´ｪ`*)毎日…はふ…鼻血が…(*´ω｀*)笑 応援なんてそんな…本当感謝です(T_T)！！ (2015年9月20日 22時) (
レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - きゃなさん» 隆二さんにｷｭﾝｷｭﾝありがとうございますっ(*^^*)♪まだ第三章の移行準備出来てなくてごめんなさいっ！その言葉で力がみなぎりますっ(:_;)！！ (2015年9月20日 22時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - キュンキュンが止まりません！本当毎日楽しみにしている小説です！これからも応援しています！ (2015年9月20日 8時) (レス) id: bea0b9fdde (このIDを非表示/違反報告)
きゃな(プロフ) - もうほんとに隆二くんにキュンキュンが止まりません！続きめちゃめちゃ楽しみにしてます！ (2015年9月19日 17時) (レス) id: 4ad988ee63 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ゆきさん» ｷｭﾝｷｭﾝ嬉しいですっ(*´ω｀*)♪詰め寄ってごめんなさい。笑 頑張って早く書き綴りますっ！19時の謎、隆二さんの優しさ溢れてしまいそうですっ(*´ｪ`*)！天然故、いらん事も第三章でポロリ発言しちゃいますっ笑 (2015年9月19日 8時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana | 作成日時：2015年8月28日 20時
