39..臣side ページ39
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息を切らした様子に気付いて
俺の足がやっと動きを止めた。
駅前の人混みから外れた路地裏の道。
いつの間にか薄暗さが増していて
街灯が等間隔に、
そして曖昧に道を照らす。
「臣…っさ……どう…し…たんで」
後ろを振り返ると肩で呼吸をして
困惑そのもの。
臣「…どうしたじゃ……ねーよ」
俺の奥底からの声に
見上げてくる顔は少し怯えていて。
俺の深い溜息に
どんどん表情が強張っていく。
歩み寄って肩に触れると、
ビクッと身体を震わせた。
怖がらせたいんじゃないのに…
デジャヴが蘇ってくる…
臣「無防備すぎ…心配…してんだって…」
訳が分かって安心してその顔が
少しでも緩んでくれると思ってた。
でもAは固まったまま
目を白黒させて…
何が……？と言いたげで。
隆二の気持ちが分かった気がする。
彼氏ばりの心配。
世間知らずの無知。
時には可愛らしいけど…
時にはそれが奴等の餌食になるんだよ。
臣「あのさ、キャッチとか勧誘とかナンパとか…どれかわかんねーけど…
何で一々話聞いてんの？着いてく気？」
「ち、ちが…」
臣「何かあったらどーすんだよ！」
「そんなんじゃ…」
臣「上京したててで何もかも真新しくて…
新鮮なのかもしんねーけどさ…
そんなふわふわしてっと、その内危ない目に』
「…もう…っ…いい…」
気付いた時には遅すぎた。
道端でしゃがみこむA。
俺もすぐ足を折り込んで顔を覗き込んだ。
たまに通る通行人がちらちらと
俺達を眺めるくせに
無情に通りすぎていく。
臣「A……？」
「……着いてく気なんて……っ…ない…」
臣「本当……ごめん」
「何で…」
やっと視線が合った瞳は
じわっと濡れてて眼の奥が少し赤かった。
「何で臣さんは…話を…聞いてくれないんですか？」
まだ頬を伝ってないのは
その噛み締めた唇の我慢。
俺おかしくなりそう…
何でこう……
身勝手に心配して、突発的な行動に出て、
その身体に気安く触れて…って
さっきのやつと一緒じゃん…
怒ったように責め立てて…
やっぱ俺嫌われてんのかな、
隆二はどうしてた？
Aのこと…何度も心配してた…よな？
あんな事して
俺…少しでも変われたらって…
そう思ってたけど
無理なのかも…しれない。
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sana(プロフ) - のぞみさん» ｷｭﾝｷｭﾝ落ちてたようで安心しましたっ(*´ｪ`*)毎日…はふ…鼻血が…(*´ω｀*)笑 応援なんてそんな…本当感謝です(T_T)！！ (2015年9月20日 22時) (
レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - きゃなさん» 隆二さんにｷｭﾝｷｭﾝありがとうございますっ(*^^*)♪まだ第三章の移行準備出来てなくてごめんなさいっ！その言葉で力がみなぎりますっ(:_;)！！ (2015年9月20日 22時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - キュンキュンが止まりません！本当毎日楽しみにしている小説です！これからも応援しています！ (2015年9月20日 8時) (レス) id: bea0b9fdde (このIDを非表示/違反報告)
きゃな(プロフ) - もうほんとに隆二くんにキュンキュンが止まりません！続きめちゃめちゃ楽しみにしてます！ (2015年9月19日 17時) (レス) id: 4ad988ee63 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ゆきさん» ｷｭﾝｷｭﾝ嬉しいですっ(*´ω｀*)♪詰め寄ってごめんなさい。笑 頑張って早く書き綴りますっ！19時の謎、隆二さんの優しさ溢れてしまいそうですっ(*´ｪ`*)！天然故、いらん事も第三章でポロリ発言しちゃいますっ笑 (2015年9月19日 8時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana | 作成日時：2015年8月28日 20時
