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�牘�嫌いなんだよね、髪うねっちゃうし��
くるくると毛先を指で弄びながらぼやくと、
�爐修譴枠韻�薄くなってきてる俺への嫌味か？��
こんにゃろー、とわしゃわしゃ髪を撫でられた。
その手の重みにほっとして、私はされるがままに目を閉じた。
お兄ちゃんの髪を撫でる手つきが心地いい。
こんなんだから友達に「Aってほんとブラコンだよね」って言われちゃうのかな。
最近は、あんまり言われてないけど。
お兄ちゃんの入院が長引くにつれて、「ブラコンだね」と言われることがなくなっていった。
みんな気を使って、お兄ちゃんの話題を避けるようになった。
寂しかった。
頭に置かれた手が、少し軽くなった気がした。
�爐�兄ちゃんは顔がいいから、薄くてもモテるよ��
�燹弔修譴亘紊里�前も顔がいいっていう遠回しな自慢だと受け取っておくよ��
�爐い笋修鵑覆弔發蠅犬祗�
思わぬ返しに私が動揺すると、お兄ちゃんはハハと笑った。
�狢臂翩廚世茘�
私は言った。
�犲Ｎ鼎�終わったら、また生えてくるんでしょ？��
�爐諭��瓩版阿魏，垢茲Δ某屬い拭�
�燹弔修Δ世吻�
お兄ちゃんは目を逸らしながら答えた。
お兄ちゃんは嘘が下手だ。
その反応1つで分かってしまう。
もう、長くないんだって。
私が目を伏せた時、
ゴホッとお兄ちゃんが咳き込んだ。
喉を殴るような、嫌な咳の仕方だった。
口元を押さえたお兄ちゃんの手を見て私の頭は真っ白になった。
�爐�兄ちゃん…！��
その手には血がついていた。
�狄看曚靴覆い如３韻鬚靴胴△�傷ついただけだから��
お兄ちゃんはそう言って安心させるように笑ったけれど、血は止まっていないようだった。
あとから聞いたことだけれど、抗癌剤治療を受けると骨髄機能に障害にきたす人がいるそうだ。
ほんの僅かな衝撃で出血して、止まりにくくなる。
�爐�兄ちゃん��
口の端から血が零れる。
零れるほど、命が流れ出ていくようだった。
�爐�兄ちゃん��
私は馬鹿みたいに、お兄ちゃん、お兄ちゃんと繰り返していた。
ナースコールをすることもせず、駆け寄って背中をさすってあげることもせず、ただお兄ちゃんを呼んでいた。
ポタ、と血が一滴ベットシーツに落ちて、赤い染みを作った。
一面の雪景色の中に、牡丹の花弁が一ひら落ちたようだった。
その赤を見て思った。
あぁ、お兄ちゃんが、死んでいく。
私はそう思って、思って、思いながら、
何もできなかった。
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さな×りお(プロフ) - 緑えいたぁーさん» えぇ…ありがとうございます！ めっちゃ嬉しいです更新頑張ります！ (2019年5月3日 20時) (
レス) id: e17c1230c5 (このIDを非表示/違反報告)
緑えいたぁー(プロフ) - さなさんとりおさんの書くお話が大好きです！いつも楽しみにしています！もしかしたら歳近いんじゃないかな〜って思ったりしたりしなかったり…御二人のファンとしてずっーと応援してます！ (2019年5月2日 22時) (レス) id: 847f0c09f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな×りお | 作成日時：2019年4月24日 22時
