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◆◇◆◇◆◇
さくらと私は、同じ写真部だった。
去年同じクラスだったこともあって、そこそこ仲が良かった。今年でクラスが離れたあとも、廊下で会えば話をしたし、部活の後も一緒に帰ることが多かった。
夏から秋に変わる頃のことだった。
放課後、私は担任の森崎先生に呼び出されていた。
面倒臭いなあ、と思いながら廊下で先生を待っていると、カメラを首から提げたさくらが、ぱたぱたと駆け寄ってきた。
「A、一緒に部活行こう」
言いながら、肩に掛けた学生鞄を重たそうに背負い直している。その姿は小動物みたいな愛嬌があった。
「あー…ごめん、私このあと、面談があって」
「面談って、森崎先生と？」
「そう。今待ってるところ」
私のもたれている壁の方を見て、さくらは「なるほど」と納得したように頷いた。壁の先には、進路指導室がある。
「じゃあまた、あとでね」と手を振り、走り去ろうとするさくら。私の方を向いたまま1歩を踏み出し…
盛大に転んだ。
ドッシャァ、と漫画みたいな音がして、鞄の中身が派手に飛び出す。
まじか。
目を覆いたくなる惨状に、思わずぽかんと放心してしまう。一拍遅れて、慌ててさくらに駆け寄った。
「さくら、大丈……」
なにこれ。
近づいて、飛び出たものが何であるかに気づいた。
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さな×りお(プロフ) - かなとさん» 指摘していただきありがとうございます。訂正いたしました。 (2019年4月1日 18時) (
レス) id: e17c1230c5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月1日 16時) (レス) id: 977ff24faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな×りお | 作成日時：2019年4月1日 15時
