45.へんななまえ [ Aside ] ページ45
それから、オレはそこでリーダーと翔ちゃんから、たくさんのことを教えてもらった。
字の読み書き、一般常識、勉強、………
そして、自分やリーダー、翔くんが持つチカラのこと。
オレはそれまで、世界中みんなが動物や植物の声が聞こえるもんだと思っていた。
翔ちゃんの分析では、
オレはヒトの心は意識しなければ読めないから、あの建物の中にいた大人たちの心は読めなかった。
けれど、動物であるディーが側に来たことで、チカラを初めて認識したんじゃないか。
……っていう感じだった気がする。
あ、あと。
オレの名前を付けてくれたのも、二人なんだよ。
ーーーーーーー
「えーえむいちにーにーよん？
変な名前だなぁ。」
オレの名前を聞いて、リーダーは第一声にこう言った。
「なんか、ペットみてぇだ。」
「へん？ おれのなまえ、へんなの？」
首を巡らせて視線を送れば。
「確かに、ちょっと変だね。
トラの名前がディーなのは違和感ないけれど…」
翔くんも苦笑いで答えた。
「んー、へんかなぁ？
でぃー。でぃーはどうおもう？」
毛繕い中のディーに聞いてみた。
『そうなぁ。
俺はえーえむって呼び慣れてるから変だとは思わないけど…。
でも、ヒトには「みょうじ」ってやつと「なまえ」があるんだろ？』
「そーなの？」
『だって、サトシは「オオノ」だし。
ショウは「サクライ」、だろ？』
「あー！ そっかぁ」
『二人に、新しい名前、付けてもらえよ。
ヒトらしい、かっこいいやつを。』
なるほどとディーの話に納得したオレは、リーダーたちに向き直る。
「ディーはなんて？」
翔くんがディーとオレを交互に見て聞く。
「ふたりになまえをつけてもらえ、って。
ひとっぽい、かっこいいやつ！」
笑顔で答えたオレを見て、二人は。
「それは、… 大役だなぁ。」
「うん…。責任重大だね、翔くん」
二人、顔を見合わせて、ひそひそ話す様子が、
なんだか可笑しくって。嬉しくって。
『楽しみだな、新しい名前』
そう言うディーの元に駆け寄って。
「たのしみーっ！！」
期待と一緒に、ディーの体をギュッと抱きしめた。
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カズ(プロフ) - 教えてください、ありがとうございます！早速続きを更新しようと思います。 (2014年12月17日 14時) (
レス) id: cff50c7d31 (このIDを非表示/違反報告)
さなり(プロフ) - カズさん» まずログインして続きを作りたい作品のページに行って、作品紹介の上辺りかページの最後辺りに「編集する」ってボタンがありませんか？そこをポチッっとすると続きを作れますよ。こ、これでいいでしょうか…?? (2014年12月14日 16時) (レス) id: c9c95ba63f (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - 簡単に言うと一回更新をした後に、時間がたったときの二回目に更新をするときのやり方です。 (2014年12月14日 13時) (レス) id: cff50c7d31 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - 最初に更新をするじゃないですか。その後に一日二日たったときに更新をするのはどうすればいいですか？ (2014年12月14日 12時) (レス) id: cff50c7d31 (このIDを非表示/違反報告)
さなり(プロフ) - カズさん» カズさん。いえいえ！お気になさらないでください(＊´∀`＊) …ごめんなさい。質問の意味がよく分からないのですが……(´・ω・`) あ、小説書き始められたのですね！楽しみにしています。 (2014年12月13日 17時) (レス) id: c9c95ba63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さなり | 作成日時：2014年7月19日 17時
