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合同任務 ページ47

Aの入った木箱を久しぶりに背負う。その重みに笑がこぼれそうになる。しかし、Aのいない二年間で義勇の表情筋は常人よりも遥かに固くなっていた。結論から言うと、義勇の口角はピクリとも動かなかった。


「義勇…任務ジャ…。北北西、北北西ノ村…」
「…了解した。A、揺れるから気をつけろ」
「む!」


箱の中から応答するA。



また手遅れにならないため、人を守るため、義勇は急ぎ足で村へと向かう。









「(…ぎゆ、あたまいたい…)」


振動で頭をそこらかしらにぶつけるAは、心の中で義勇に訴えかける。ちなみに涙目だったそうな。









「あら、貴方は…」
「…」




村の入口にある団子屋の縁台に座る女性から声をかけられた。
その腰には刀が差してある。




女性の名を義勇は知っていた。

長い黒髪の左右に蝶の髪飾り付けた、大変な美人の名は胡蝶カナエ。鬼殺隊、花柱である。



口下手な義勇でも流石に柱への態度は弁えている。義勇が深々と頭を下げるとカナエは「何の用事?」と笑顔で聞き返してくる。
ちなみに、義勇とカナエにはちょっとした面識があるのだ。
簡単に言えば義勇、正しくは鬼殺隊士のほとんどが怪我を負うとカナエの仕切る蝶屋敷へと赴く。義勇もそのうちの一人なので、看病されたことがあるというだけのことだ。

が、最近は義勇も手練になりあまり大きな怪我をしないようになってきた。そのため、カナエとら顔を合わせるのは少々久しいことであった。




「義勇君もお団子食べに来たの?ここのは美味しいわよね〜!」
「いえ、自分は任務で」




団子の一つを頬張りながら、蕩けそうな頬に片手を添えるカナエ。頬が落ちそう、なんて言う比喩があるが、義勇は本当にそうなるのではないかと少し心配した。結論から言うと、当たり前に杞憂だった



「ねえ、ところで義勇君」

カナエがふいに真剣な表情になる。人差し指を義勇の方に向ける。いや、正確にはAの入る木箱に。




「その箱には何が入っているの?」

胡蝶カナエ→←徒然



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佳恋(プロフ) - 氷柱 氷龍さん» ございます!救済しましょうかねwこれからもご愛読よろしくお願いします!! (2020年8月4日 11時) (レス) id: 052cbbf88a (このIDを非表示/違反報告)
氷柱 氷龍 - お願いしますカナエさんを出来れば死なせないでください!面白いです!w(゜o゜)w<WOW (2020年8月1日 17時) (レス) id: bd22a3d64d (このIDを非表示/違反報告)
佳恋(プロフ) - dinner bornさん» あ!そうですごめんなさい!途中で設定変えたんです!直しときます!! (2020年5月23日 16時) (レス) id: 49831120ad (このIDを非表示/違反報告)
dinner born - 父親は他界済みとあるのに、ページ12には父親が1番に目を覚ましていました。 これは、作者のミスでしょうか.........? (2020年5月23日 15時) (レス) id: 1da8ba8178 (このIDを非表示/違反報告)
佳恋(プロフ) - 光華さん» ですよね!煉獄さんは神ですから死んで欲しくないですよね、、(切実)柱続行は無理でも、必ず死なせません!!笑コメントありがとうございます!励みになります!! (2020年5月13日 9時) (レス) id: 49831120ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佳恋 | 作成日時:2020年4月25日 13時

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