【BL】*短編集* (ページ2)

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●大好きでした 2【Fischer's】ページ2

シルク「…んで、相談なんだけど…」

シルクの家に着くや否や、すぐに本題に入ろうとするシルク。

表面では「ドンと来い」精神だが、実はあんまり聞きたくない内容である。

「…スマブラやっていい？」

シルク「聞いてくんねーのかよ」

さり気なく…では無いかもしれないが、話を逸らしてみると、見事に拗ねたシルク。

これは聞くしかなさそうだ。

「悪い。んで、何だって？」

シルク「…さっきの事なんだけど…、マサイんち行ってたんだよ…」

シルクの話は要するに、マサイと喧嘩して気まずくなったんだと。

あの凛としているシルクが、マサイと喧嘩しただけでこんなに静かになるんだ。

マサイはそれだけシルクの中で大きい存在だということだろう。

俺の方が長く、ずっと一緒にいたはずなのにな…。

人生って何が起こるかわからない。

「…シルクは仲直りしたいわけ？」

シルク「当たり前だろ！」

「まぁ、そりゃそうだよなぁ…。つか、珍しいな、2人が喧嘩って」

シルク「…俺嫌われたかな…」

…こんなシルク、シルクらしくない。