初恋は君の笑み。【月明&抹茶オムライス】オリジナル小説 (ページ11)

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七話いいんですか？in織斗side ページ11

織斗side

「「いただきます。」」

今日も母さんと二人でご飯。

ふろふき大根に箸を入れる。

「ねぇ、織斗は好きな人いないの？」
「んぐっ？！｣

「突然何さ……」

突然の母さんの恋バナ。

ほんとにやめて欲しい。

毎回喉に詰まりそうになる……

「……いるけど。」

「きゃー！ついに息子にも春が来たわ～！！」

「……母さん。」

「ん？」

「いいのかな？こんなに好きになって。
いいのかな？こんなに信頼して。」

母side

織斗は、父さんの一件があってから人間不信になってしまった。

学校でも決まった友達はいないし、好きな子でも出来れば織斗も変われるかな～なんて思ってた。

「いいのかな？こんなに好きになって。
いいのかな？こんなに信頼して。」

貴方がそう言うのも無理がないわね。

貴方が幸せになれるように、私はこう言うの。

「いいのよ。貴方が愛した人ならば。
貴方が選んだ人ならば。」

「ほんとに？」

「むしろそうであって欲しいわ。」

いいのよ。
貴方が愛した人ならば。
貴方が選んだ人ならば。
貴方が望む人ならば。

むしろそうであって欲しいもの。

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貴方が幸せになれるなら。