悪魔と人間 【ブラックチャンネル】創作

過去の話をしよう １０ ページ14

「ねぇ、サルエナはここにいるとき楽しかったの？駄菓子が好きなのは伝わったんだけど…」
『う〜ん…そうだな…楽しかったといえば楽しかったかな…優しいお母さんもいたし…(でも、辛かった部分もあるかな…ここでも、魔界でも…)』
「そっか…よかった！サルエナ人間界に行こう、って私が言ったときすごい微妙な反応だったから…てっきり本当に来たくなかったのに私のためだけに無理矢理付き合ってくれてるのかなって思っちゃった」
『まぁ、あんたのためって部分もあるけど純粋に私がここに久しぶりに帰ってきたかったっていう部分もちゃんとあるよ。』「そっか！」

2人が道を歩きながらしゃべっていると、何処からかサルエナを呼ぶ声が聞こえてきた。

「お〜い！ねぇ、あんた咲菜でしょ！私だよ私！小学校の頃のクラスメイトの！」『…！あ、いや、人…違いでは…』「いや今絶対思い出したでしょ！ひどいな〜小学校の頃はあんなに遊んでたのに〜」
「あのっ！小学校の頃の知り合いかなんか知らないですけど、サル…咲菜、確実に嫌がってますよね？」「何あんた、今のこいつの友達？だったら私達の間に口出ししないでよね」「なっ！」
『ま、待って！あっちで話そ。あんたは、ここで待ってて』「え、何あんた、私らの話こいつに聞かれたらマズイことでもあんの？」『そ…それは』「じゃあ言ってやるよ！こいつがあんたに隠してること！！」

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