67話 ページ19
「どこから切り裂いてやろーか？」
男はナイフを取りだし綱吉に向ける
『綱吉!!』
「おっと、そこ動くんじゃねーぞ」
ほかの男がナイフを私に向ける
「なかなか可愛い顔してんじゃんか！」
「オレ達と遊ぼーぜ？」
『…そんなのお断りだよ！』
どうやったらこの状況を切り抜けられる…考えろ…
なんで今日に限って何も持ってきてないんだろう…
逃げ出す策を考えていると下の方からバキッと金属で人を殴ったような音と悲鳴が聞こえた
「うわ!!」
「嬉しくて身震いするよ」
この声は!?
「うまそうな群れを見つけたと思ったら、追跡中のひったくり集団を大量捕獲」
「『ヒバリさん！！！』」
「んだっ こいつは」
「並中の風紀委員だ」
もしかして私達を助けに…？
「集金の手間がはぶけるよ。君達がひったくった金は風紀委員が全部いただく」
で…ですよねー……
「ムカつくアホがもう1人。ちょうどいい。中坊1人仕留めるために柄の悪い後輩を呼びすぎちまってな。やつら力もてあましてんだわ」
「『何人いるのー!?』」
なんかさっきより人増えてない!?
「加減入らねぇ!!そのいかれたガキもしめてやれ!!」
『多すぎる…』
「雲雀さんでもこの数はヤバいんじゃ…」
「だったらお前らも戦え」
どこからかリボーンの声がし、その数秒後ズガンと銃を撃った音がした
弾は私と綱吉の額に命中する
こいつらを死ぬ気で倒す……でないと死んでも死にきれない！！
「『
今回も死ぬ気をコントロール出来たな
「こいつを使え」
リボーンは私に鞭を渡す
『ありがとう。さあ、どこからでも掛かってきな！』
「オラァ！来やがれ！」
「余計だな」
「たかが中坊3人だ！一気に仕掛けろ!!」
ドガァン！！
爆発音が神社に響く
「10代目!!Aさん!!」
「助っ人とーじょー」
ちょうどいいタイミングで獄寺君と山本君も来てくれた
「雲雀と初の共同戦線だな」
「冗談じゃない。ひったくった金は僕が貰う」
『渡さない』
「やらん！」
それぞれが攻撃を開始し、5分後には決着がついた。
もちろん私達が勝利を収めた。
ボロボロになりながらも雲雀さんから私達の売上のお金は守ることが出来た。
雲雀さん強すぎ…
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作者名：凛蓮 | 作成日時：2019年11月8日 0時
